UiPath Excel セルの色を取得 アクティビティ
(プロジェクト設定:モダンExcelの設定でクラシックを使う場合のアクティビティです)
「セルの色を取得」はExcelブックからセルの背景色を読み込むアクティビティで、
「範囲の色を設定」の対になる機能です。
この記事ではその使い方と機能を紹介します。
アクティビティの使い方
まず「Excel アプリケーション スコープ」を設置しブックのパスに読み込むファイルを指定します。
そして「Excel アプリケーション スコープ」の中に「セルの色を取得」をドロップします。

読み込むシートのサンプルは下のようになっています。このA1セルの背景色を取得します。

読み込みをするには内容を受け取る変数が必要です。
変数はSystem.Drawing.Color型で設定し、その変数を「セルの色を取得」の
「出力」プロパティの結果に指定します。

System.Drawing.Colorは初期状態では変数の型として表示されないため
型の参照から検索する必要があります。

今回は受け取った変数をメッセージボックスに表示します。

更に「範囲の色を設定」アクティビティで同シートのB1~B3セルに取得した色を設定します。

この状態でUiPathを起動するとメッセージボックスにA1セルの背景色情報が表示されます。

そしてB1~B3セルにA1セルの背景色が設定されます。

プロパティ
共通
表示名を設定します。

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

入力
読み込むシート名とセルアドレスを指定します。

出力
値を受け取るSystem.Drawing.Color型の変数を指定します。

その他
UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。
機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。
