UiPath 繰り返しをブレーク アクティビティ

2020年10月5日

「繰り返しをブレーク」は繰り返し処理を中断するアクティビティです。

繰り返しをコンティニュー」と違い、繰り返しが残っていても全て終了します。

繰り返しのアクティビティによって利用できるものと出来ないものがあります。

利用可否アクティビティ
可能繰り返し(コレクションの各要素)
繰り返し(各行)
不可繰り返し(前判定)
繰り返し(後判定)

この記事では、その使い方と用途を紹介します。

アクティビティの使い方

「ワークフロー」の「コントロール」の中の「繰り返しをブレーク」アクティビティを

繰り返し(コレクションの各要素)」か「繰り返し(各行)」の中にドロップします。

今回は繰り返すコレクションの中に"A","B","C","D,"E"の5個の要素が入っています。

そして条件分岐で"D"の要素が来たらブレークし、

そうでなければメッセージボックスに要素の内容を表示します。

利用状況的に無条件でブレークすることはないため

条件分岐スイッチと組み合わせることになります。

ブレークしなかった場合は"A"から"E"まで全て表示されますが、

この例では"D"が来たら表示される前にブレークされるため

"A","B","C"までが表示されて終了します。

これが同類アクティビティのコンティニューの場合では

1つの要素を終了させるだけのため"A","B","C","E"が表示されます。

もし「繰り返し(コレクションの各要素)」が

2つ以上重なっている場合は、そのブレークを直接含んでいる1つの

繰り返し(コレクションの各要素)」のみ中断されます。

プロパティ

共通

表示名はデザイナーパネルに反映されます。

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

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