UiPath アプリケーションを開く アクティビティ

2020年11月2日

「アプリケーションを開く」は任意のアプリケーションを起動するアクティビティです。

この記事ではその使い方を紹介します。

アクティビティの使い方

「アクティビティ」、「利用可能」、「システム」、「アプリケーション」より

「アプリケーションを開く」をデザイナーパネルにドロップします。

「アクティビティ」、「利用可能」、「システム」、「アプリケーション」より「アプリケーションを開く」をデザイナーパネルにドロップ

「項目を選択」が追加されるので「画面上で指定」をクリックすると

アプリケーションを選択する状態になるのでクリックします。

「項目を選択」が追加されるので「画面上で指定」をクリック

今回はメモ帳を開いてそれをクリックします。

アプリケーションの指定に成功するとアクティビティの中に

そのスクリーンショットが表示されます。

この状態でシーケンスを実行すると新規のメモ帳が起動します。

「アプリケーションを開く」の「Do」の中にUI操作のアクティビティを設置すると

開いたアプリケーションを操作出来ます。

例えば「テキストを設定」を設置すると新規のメモ帳に指定のテキストが入力されます。

この場合、「テキストを設定」には対象アプリケーションを指定する必要はありません。

(他のアプリケーションでは操作する項目を設定する必要があります)

開いたアプリケーションですが特段、開き続ける必要がなければ

アプリケーションを閉じる」で終了させておきます。

プロパティ

共通

共通プロパティ
項目名説明
表示名デザイナーパネル上の表示名を設定します。
設定位置のスクリーンショットが表示されるので
そのままで構いませんが、省略表示を行う場合は
名前を変更しておくのが無難です。
タイムアウト(ミリ秒)アプリケーションを開くまでの制限時間を設定します。
ミリ秒で指定し、初期状態(空白)では30000 ミリ秒 (30 秒) です。
エラー発生時に実行を継続アクティビティでエラーが発生した場合の挙動を設定します。
Trueにすると処理を継続します。(例外が発生しない)
Falseにすると処理を停止します。(例外発生)
空白の場合Falseの挙動になります。
発生した例外を受け取ってエラー処理を行う場合は
トライ キャッチの中にアクティビティを設置します。

入力

入力プロパティ

このプロパティは画面で指定するため意識する必要はありません。

引数はコマンドライン実行の引数でString型で指定します。

(利用機会は少なく、何を指定するかはアプリケーション側の仕様になります)

出力

出力プロパティ

「アプリケーションを開く」の外でアプリケーションを操作する場合に

UiPath.Core.Window型変数を指定します。

(初期状態では変数の型に表示されないため検索する必要があります)

例えば「テキストを設定」の「入力」プロパティの「要素」に同じ変数を指定すると

新規で開いたアプリケーションに任意テキストを書き込む動作が行われます。

(画面による指定不要)

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

プライベートのキャプチャ

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