Power Automate Desktop 特定の文字列以前・以降・間の文字を抽出する方法
テキストから指定文字より左または右、間を抽出する方法を紹介します。
手順
指定文字より左・右を抽出

最初に抽出対象のテキスト(%Text%)と文字(%Char%)の変数を用意します。
変数名は任意です。


「テキストの解析」で指定文字の位置を検索します。
項目 | 設定値 |
---|---|
解析するテキスト | %Text% |
検索するテキスト | %Char% |
正規表現である | OFF |
解析の開始位置 | 0 |
最初の出現箇所のみ | ON |

次に「If」を設置してエラーしないように内容チェックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
最初のオペランド | %Position% |
演算子 | より大きい(>) |
2番目のオペランド | 0 |

指定文字より左を抽出する場合は次のように設定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
元のテキスト | %Text% |
開始インデックス | テキストの先頭 |
長さ | 文字数 |
文字数 | %Position% |

右から残す場合は次のように設定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
元のテキスト | %Text% |
開始インデックス | 文字の位置 |
文字の位置 | %Position + 1% |
長さ | テキストの末尾 |

フローを実行すると「サブテキストの取得」の生成された変数に
抽出したテキストが設定されます。今回の例では次のようになります。
抽出するテキスト | 東京都千代田区大手町 |
指定文字 | 区 |
左を抽出 | 東京都千代田 |
右を抽出 | 大手町 |
指定文字の間を抽出

最初に抽出対象のテキスト(%Text%)と
抽出開始文字(%FromChar%)、 抽出終了文字(%ToChar%) の変数を用意します。
変数名は任意です。



次に「テキストの解析」を二つ設置して開始文字と終了文字の位置を検索します
項目 | 設定値 |
---|---|
解析するテキスト | %Text% |
検索するテキスト | %FromChar% |
正規表現である | OFF |
解析の開始位置 | 0 |
最初の出現箇所のみ | ON |
項目 | 設定値 |
---|---|
解析するテキスト | %Text% |
検索するテキスト | %FromChar% |
正規表現である | OFF |
解析の開始位置 | 0 |
最初の出現箇所のみ | ON |


次に「If」を設置してエラーしないように内容チェックします。
項目 | 設定値 |
---|---|
最初のオペランド | %ToPosition > 0 AND FromPosition > 0% |
演算子 | と等しい(=) |
2番目のオペランド | %True% |

項目 | 設定値 |
---|---|
元のテキスト | %Text% |
開始インデックス | 文字の位置 |
文字の位置 | %FromPosition + 1% |
長さ | 文字数 |
文字数 | %ToPosition - FromPosition - 1% |

フローを実行すると「サブテキストの取得」の生成された変数に
抽出したテキストが設定されます。今回の例では次のようになります。
抽出するテキスト | 東京都千代田区大手町 |
抽出開始文字 | 都 |
抽出開始文字 | 区 |
結果 | 千代田 |
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