Power Automate Desktop 「ラベル」と「移動先」

フロー中に任意の位置に移動するアクションですが、

プログラミング言語で非常に有害とされているgo toで

使用するとすぐに複雑になり、不具合が多くなるため

近年のプログラミング言語には存在しません。

Power Automate Desktopでも同様のデメリットがあるため

可能な限り「条件」「ループ」「例外処理」「サブフロー」を利用しましょう。

利用方法

「ラベル」を移動先に設置してラベル名を設定します。

「ラベル」は「アクション」の「フローコントロール」よりドラッグします。

次の例では「LabelA」というラベル名を付けています。

次に 「アクション」の「フローコントロール」より

「移動先」をドラッグして移動先のラベル名を設定します。

次の例では2ステップ目から4ステップ目(LabelA)に移動します。

(3ステップ目は無視される)

このように簡単にアクションの流れを変えることが可能ですが、

入り組んでしまうとフローが非常にわかりにくくなってしまいます。

次のフローは極端な例ですが、入り組んだ例で、

簡単にこのような状態になってしまいます。

前に戻ることも可能です。

次の例では3ステップ目から1ステップ目への移動を無限に続けてしまいます。

このような無限ループを気付きにくい形で簡単に作れてしまいます。

このように問題が多い機能で、プログラミング言語ではこれを利用せずに

条件」「ループ」「例外処理」「サブフロー」にあたる機能を利用します。

Power Automate Desktopでも同様に極力、利用しないようにしましょう。

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