Excel 英単語を「先頭のみ大文字」「全て大文字」「全て小文字」に変換する方法
英単語の文字列を操作する関数を紹介します。
これらは英単語の表記が揃っていない時に有効です。
この記事では、その仕様と使い方を紹介します。
目次
先頭のみ大文字に変換(PROPER関数)
=PROPER関数(文字列)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | 省略不可 | 変換する文字列を指定。 |
英単語が複数ある場合は、全ての単語の先頭を大文字に変換します。
大文字に変換(UPPER関数)
=UPPER関数(文字列)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | 省略不可 | 変換する文字列を指定。 |
英単語が複数ある場合は、全ての単語を大文字に変換します。
小文字に変換(LOWER関数)
=LOWER関数(文字列)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | 省略不可 | 変換する文字列を指定。 |
英単語が複数ある場合は、全ての単語を小文字に変換します。
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
スピルの利用には引数を複数セルの範囲で指定します。
例ではPROPER関数ですが、UPPER関数、LOWER関数でも同様に可能です。
数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。
スピルを利用することで今回の例では、
C3セルに入力するだけでよいため(C4以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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