Excel 指定日数(営業日・稼働日)後の日付を取得(WORKDAY関数、WORKDAY.INTL関数)

2021年11月6日

WORKDAY関数を使用すると土日祝日を除いた日数(実働日数)分、

前または後ろの日付を取得可能です。

開始日から期限日数が決まっている場合の

スケジュール表作成などに用いることが多い関数です。

この記事では、その仕様と使い方を紹介します。

仕様

WORKDAY関数(週末を土日で固定)

=WORKDAY(開始日,日数,祭日)
引数省略時の値説明
開始日省略不可計算の対象とする日付を指定。
日数省略不可計算する日数の数値を指定。
正の数で未来、負の数で過去に算出。
祭日祭日なし祝日や夏季休暇など稼働日から除外する日付を指定。
各引数の詳細

WORKDAY.INTL関数(週末の曜日を指定)

=WORKDAY.INTL(開始日,日数,週末,祭日)
引数省略時の値説明
開始日省略不可計算の対象とする日付を指定。
日数省略不可計算する日数の数値を指定。
正の数で未来、負の数で過去に算出。
週末1週末のパターンを指定。(詳細後述)
祭日祭日なし祝日や夏季休暇など稼働日から除外する日付を指定。
各引数の詳細

利用例

祝日(休日)を用意

計算用のシートと祝日用のシートを用意します。

祝日シート
祝日シート

自身で祝日シートを作成しても、既に作成されているものを使用しても問題ありません。

また夏季休暇や年末年始休暇を入れて休日として改修するのも有効な使い道です。

関数を設定

2019年3月20日を開始日に例示します。

該当月のカレンダーです。

2019年3月のカレンダー
2019年3月のカレンダー

未来の日付に進む例

計算用のシートにWORKDAY関数を記述します。

この例だと20日から3営業日進み、26日となります。

20日を20日をするには日数が0のため

NETWORKDAYS関数の完全な逆算にはなりません。

(NETWORKDAYS関数で日数を3にするには25日)

WORKDAY関数使用サンプル(未来の営業日へ進む)
WORKDAY関数使用サンプル(未来の営業日へ進む)

過去の日付に戻る例

日数に負の数を指定すると過去の日付なります。

-5を指定すると5営業日分遡り、13日となります。

WORKDAY関数使用サンプル(過去の営業日へ戻る)
WORKDAY関数使用サンプル(過去の営業日へ戻る)

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