文字列を特定の文字列に置き換えるSUBSTITUTE関数は
1つの文字列にのみ対応しており複数文字列は不可能です。
そこでマクロを使わずに複数の文字列を置換する方法を紹介します。
手順
SUBSTITUTE関数は結果として置換後の文字列を返します。
そしてその置換後文字列を更にSUBSTITUTE関数の引数として使うことが可能です。
よってSUBSTITUTE関数を多重にすれば複数文字列の置換が可能です。
複数のセルで実施
「いぬ:ねこ:すずめ:きんぎょ」を、一つずつ漢字に置換していきます。
まず「いぬ」を「犬」に置換します。

そのセルを更にSUBSTITUTE関数で置換します。

これを繰り返せば複数の置換が完了します。
単一のセルで実施
一つのセルにSUBSTITUTE関数を複数書いても有効です。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(B3,"いぬ","犬"),"ねこ","猫"),"すずめ","雀"),"きんぎょ","金魚")

ただし置換の量が増えるほど、数式が読みづらくなり
編集時にエラーを起こすことが多くなるので推奨しません。
どうしても一つにセルにする必要がある場合を除き、
複数の列や行に並べて途中のセルを非表示にすることを推奨します。
Excelを効果的に習得したい方へ
当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを
買い切り1,250円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1,400ページの情報量で
(実際のページ数はデバイスで変わります)
基本的な使い方、関数の解説(140種類)、
頻出テクニックと実用例(109種類)、
XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピルなど便利な新機能を紹介。
体系的に学びたい方は是非ご検討ください。
アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。
なお購入後に最新版をダウンロードするには
Amazonへの問い合わせが必要です。
関連記事
マクロ・VBAを利用して実現する方法
こちらの方が効率的です。