Excel プルダウンに連動してグラフの内容を切り替える
この記事では入力規則のドロップダウンリストの
選択値によってグラフのに表示するデータを
変更する方法を紹介します。(マクロは使用しません)
手順
B3セルの地域を変更するとグラフの平均/最低/最高気温が更新される例で紹介します。
![参考例。地域選択によって月別の最高最低平均気温の表示グラフを切り替える](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-32.png)
![那覇に切り替えた例](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-33.png)
グラフの元データを用意
グラフに表示するデータを用意します。
今回はシートを別していますが、一つのシートで完結させても構いません。
![グラフの元データ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-34.png)
地域-区分ごとのセル範囲に名前を設定
東京平均気温、札幌平均気温といった具合でセル範囲に名前を付けていきます。
左上の数式バーに名称を入力するとセル範囲に名前が設定されます。
![地域-区分ごとのセル範囲に名前を設定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-36.png)
更にINDIRECT関数でグラフ値のセル範囲を呼びだす数式を名前定義です。
グラフのデータには名前は使えても関数はそのまま使用できないためです。
![グラフ値用の名前を定義](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-37.png)
定義した名前の一覧です。
![定義した名前の一覧](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-39.png)
グラフを作成
折れ線グラフを挿入し右クリックメニューより「データの選択」を選択します。
![折れ線グラフの右クリックニューより](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-40.png)
凡例項目を下記のように追加します。
項目 | 設定 |
---|---|
系列名 | 凡例に表示する文字列を指定します。 関数や数式を指定できないため 例では文字結合数式のセルを指定しています。 |
系列値 | グラフの表示するデータを指定します。 セル範囲名を使用する場合は !で区切りブック名(ファイル名)を 手前に記述する必要があります。 固定値しか指定できませんが、 ファイル名を変更すると自動的に変更するので 変更しても支障はありません。 |
![系列の追加](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-42.png)
最低、平均、最高の系列を同様にそれぞれ指定すれば完成です。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/06/image-43.png)
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