Excel 日付を和暦の文字列に変換(DATESTRING関数)
DATESTRING関数は指定した日付を和暦の文字列を取得する関数です。
但しDATESTRING関数はLotus1-2-3との互換性のために残されているだけで
何時までサポートされるか不明瞭なため、
(非推奨のためExcelの関数一覧に表示されません)
とは言いつつも便利な関数ですし、
スピルに対応しているので今後も残り続けそうです。
仕様
=DATESTRING(日付)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
日付 | 省略不可 | 和暦に変換する日付を指定。 |
使用例
桁揃えされた和暦が取得されます。

しかし前述の通りDATESTRING関数は非推奨です。
TEXT関数でこのように数式を設定しましょう。
=TEXT(日付,"[$-ja-JP]gggee年mm月dd日")
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
スピルの利用には引数を複数セルの範囲で指定します。

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

スピルを利用することで今回の例では、
C3セルに入力するだけでよいため(C4以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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