Excel 複数条件の排他的論理和を取得(XOR関数)

2024年3月26日

English version.

XOR関数はAND関数(論理責)とOR関数(論理和)の仲間で排他的論理和を取得します。

ざっくりこのような動きと把握しておくと覚えやすいでしょう。

全てがTRUEか、全てがFALSEFALSE
それ以外TRUE

XORは事務処理での登場率が低く判りにくい概念でもあるため、

可能な限りAND関数とOR関数を使うことをお勧めします。

仕様

=XOR(論理式1~254)
引数省略時の値説明
論理式1~2541のみ省略不可TRUEかFALSEとなる条件式か論理値を254まで指定可能。
最低1つ必要、実質的な用途では2つ指定
引数の詳細

実行例

XOR関数の実行例とAND関数・OR関数との比較です。

XOR関数の実行例とAND関数、OR関数との比較

スピル

関数をスピルにするには、BYROW関数BYCOL関数を利用します。

=BYROW(A1:B4,LAMBDA(r,XOR(r)))
=BYCOL(F1:I2,LAMBDA(r,XOR(r)))

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