Excel データの切り取り、コピー、貼り付け

2021年11月6日

セルの入力データや書式設定をコピー(同じものを複製)や

切り取り(別セルに移動)が可能です。

この記事では機能の詳細や使い分け方を紹介します。

手順

切り取り・コピー

複製・移動元となるセル範囲を選択し「ホーム」より「切り取り」または「コピー」を選択します。

「図としてコピー」を選択した場合、画像オブジェクトとしてコピーされます。

複製・移動元となるセル範囲を選択し「ホーム」より「切り取り」または「コピー」を選択します。

切り取りとコピーはキーボードのショートカットでも実行可能なので

そちらに慣れると効率が良くなります。

操作コマンド
切り取り[Ctrl]+[X]
コピー[Ctrl]+[C]

またセルを右クリックすることでも同様の操作が可能です。

右クリックメニューからの「切り取り」と「コピー」

貼り付け

コピーや切り取りするセルや範囲を選択し「ホーム」より「貼り付け」を選択します。

[Ctrl]+[V]でも貼り付けが可能です。

コピーや切り取りするセルや範囲を選択し「ホーム」より「貼り付け」を選択

この方法ではまずセルの数式と書式が全て貼り付けされます。

右クリックメニューからの「切り取り」と「貼り付け」

形式を選択して貼り付け

貼り付けのメニューから形式を選択することが可能です。

また貼り付けてしまった後でも貼り付けオプションで

形式を選択しなおすことが可能です。

貼り付けオプションで貼り付け形式を再選択
貼り付け形式一覧

数式と値の違い

数式は計算式自体をコピーします。

すべては数式をコピーします。

値は計算結果をコピーします。

例えばセル参照で2+5をしているセルを下の行に貼り付けした場合、

値コピーだと計算結果の7がそのまま、数式コピーだと8+9されて17になります。

値コピーと数式コピーの違い

演算

演算は貼り付けで上書きするのでなく選択した計算を行います。

例えば下記、C3~E3をコピーし、C4~E4に演算貼り付け(加算)を実行します。

貼り付け演算を行う例

すると4,5,6に1,2,3が足されて、5,7,9という結果になります。

貼り付け演算を行う例の結果

空白セルを無視するオプション

チェックするとデータがないセルの書式を無視して貼り付けます。

行/列の入れ替え

貼り付け先の縦横が入れ替わります。

このような範囲をコピーする場合、

行列を入れ替えてコピー

行列を入れかえるとこのような結果になります。

行列を入れ替えてコピーした結果

リンク貼り付けで行列変換を行う場合はTRANSPOSE関数を使用します。

リンク貼り付け

値や数式をペーストするのでなく、コピー元へのセル参照を貼り付けます。

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