Excel データ型を取得(TYPE関数)
TYPE関数は指定値が数値なのか文字列なのかなどのデータ型を取得する関数です。
この記事では、その使い方と仕様を紹介します。
主な用途
関数の結果のデータ型を確認するような
使い捨ての一時的な用途が適切です。
ずっと残る数式に使う場合は可能な限りIS系関数を使用しましょう。
こちらの方が後から数式を見た時に、
意味が理解しやすく判定も厳密なためです。
仕様
=TYPE(値)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
値 | 省略不可 | 判定する値を指定。 |
値と結果の関係
データタイプ | 戻り値 |
---|---|
数値 | 1 |
テキスト | 2 |
論理値 | 4 |
エラー値 | 16 |
配列 | 64 |
実行例
実行結果の例です。
配列は引数にセル指定だと判定されません。
TYPE関数が配列数式になるか{}形式の配列を指定すると判定されます。
1~64の数値とデータ型の対応を把握しておく必要があるため
ファイルに残る関数としては他の判定関数の方が良いです。
(一時的な用途には最適ですが)
判定の代替手段
数値
ファイルに残る数式ではISNUMBER関数を推奨します。
TYPE関数では空白セルを0として扱い数値として判定します。
ISNUMBER関数では空白セルはFALSEとなるのでより厳密です。
テキスト
ファイルに残る数式ではISTEXT関数を推奨します。
論理値
ファイルに残る数式ではISLOGICAL関数を推奨します。
エラー値
ファイルに残る数式ではISERROR関数やISNA関数を推奨します。
配列
特に代替手段はありませんが、配列自体の用途が少なく
判定する必要性はかなり低いため特に支障はないでしょう。
Excel完全マスター: 関数・テクニック・新機能を網羅した決定版ガイド
本書は、Excelの基礎から応用まで、包括的に学べるガイドブックです。当サイトの豊富な情報を、電子書籍向けに最適化し、読みやすく再構成しました。
【本書の特徴】
- 情報量:Word-A4サイズ換算で1,400ページ相当
- 基本操作から高度なテクニックまで、段階的に学習可能
- 140種類の関数を詳細に解説
- 109種類の実用的なテクニックと具体例を紹介
- 最新機能(XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピル等)を徹底解説
【対象読者】
- Excel初心者からプロフェッショナルまで
- 体系的にExcelスキルを向上させたい方
- 業務効率化を目指すビジネスパーソン
- データ分析や可視化のスキルを磨きたい方
【本書の強み】
- 実務に即した例題と解説
- 視覚的な図表やスクリーンショットで理解を促進
- 最新のExcelバージョンに対応した内容
- 著者の長年の経験に基づく、実践的なTipsを多数収録
【更新とサポート】
- 常に最新の情報を反映するため、定期的に内容を更新
- 最新版の入手方法:Amazonカスタマーサポートへお問い合わせください
【入手方法】
- 買い切り:950円
- Kindle Unlimited:読み放題プランで利用可能
Excelマスターを目指す方、業務効率を劇的に向上させたい方に、自信を持っておすすめできる一冊です。この1冊で、Excelの可能性を最大限に引き出す力が身につきます。