Excel 指定範囲内の数をランダムで取得(RANDBETWEEN関数)

2023年1月22日

English version.

RANDBETWEEN関数は最小値と最大値を指定して、その間のランダムな数(乱数)を取得する関数です。

ランダムな値のリストの作成や確率を表現することに使用します。

同じくランダムな値を出す関数にはRAND関数がありますが

このRANDBETWEEN関数の方が、使い勝手と数式の見やすさが優れているため、こちらの使用を推奨します。

ただExcel2019以降はRANDARRAY関数が追加されています。

関数を保存するシートに組み込む場合や大量の乱数を発生させたい場合には

RANDARRAY関数の方が優れているため、こちらの使用の検討もお勧めします。

仕様

=RANDBETWEEN(最小値,最大値)
引数省略時の値説明
最小値省略不可乱数の最小値を整数で指定
最大値省略不可乱数の最大値を整数で指定
引数の詳細

使用例

1~10を発生させる例です。

セルを入力モードにしてから解除するなど、再計算が発生するタイミングでこの数値は更新されます。

RANBETWEEN関数で1~10を発生させる例

RAND関数と違い簡便な数式で実現可能です。

ただしRANDBETWEEN関数は整数のみです。

しかし少数を発生させたい場合も割り算で少数にすれば問題ありません。

1%~100%が欲しい場合、1~100の整数で出して100で割ります。

RANBETWEEN関数で0.01~1.00を発生させる例

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