UiPath コードを呼び出しアクティビティ

2020年3月3日2020年10月6日

この記事では任意のVB.NETかC#のプログラミングコードを実行する

「コードを呼び出し」アクティビティの機能と使い方を紹介します。

UiPathからは起動できない.NETの機能を利用するための

アクティビティですが必要になる状況は少ないでしょう。

また、このアクティビティを活用するにはVB.NETかC#によるプログラミングの知識が必要です。

アクティビティの使い方

「ワークフロー」、「呼び出し」より「コードを呼び出し」をデザイナーパネルの中にドロップします。

プロパティ

共通

項目名	説明
表示名	表示名はデザイナーパネルに反映されます。
エラー発生時に実行を継続	アクティビティでエラーが発生した場合の挙動を設定します。 Trueにすると処理を継続します。（例外が発生しない） Falseにすると処理を停止します。（例外発生） 空白の場合Falseの挙動になります。 発生した例外を受け取ってエラー処理を行う場合は トライ キャッチの中にアクティビティを設置します。

入力

言語

コードの言語を指定します。

VB.NETなら「VBNet」、C#なら「CSharp」を指定します。

引数

右側の…ボタンかデザイナーパネル上の

引数を変数ボタンで開かれるArgumentウインドウで編集します。

項目	説明
名前	コード内での変数名を指定します。
方向	入力…UiPathからコードに値を渡す 出力…コードからUiPathに値を渡す 入力／出力…上記、両方
型	データ型を指定します。Uipathと共通です。
値	方向が入力…コードに渡す値を固定値か変数で指定 方向が出力…コードから受け取る変数を指定 方向が入力／出力…コードに値を渡しかつ受け取る変数を指定

コード

実行するプログラミングコードを記述します。

右の…ボタンかデザイナーパネル上の「コードを編集」ボタンで編集します。

その他

UiPathのログに引数や変数の値が表示されるかを指定します。

機密性の高い情報を取り扱う場合にのみチェックする必要があります。

実行例

まずコードを呼び出しの引数を設定します。

下の設定であればコード内のmessage変数とtitle変数に

それぞれ固定の文字列を渡し、コード内のresult変数に代入した値は

UiPathの押下ボタン変数に格納されます。

実行するコードは下のようになっています。言語はVBNetに指定しています。

Console.WriteLineは1行を書き込みと同様に出力プロパティに文字列を表示します。

MsgBox関数はメッセージボックスと同様、

ダイアログを表示します。（今回は「はい」・「いいえ」ボタン）

result変数にはダイアログの押したボタンを示す番号

（はい…6、いいえ…7）が格納されます。

Console.WriteLine("コードを呼び出しテスト")
result = _
  MsgBox(message, _
  MsgBoxStyle.YesNo, _
  title)

アクティビティは下のように設置します。ダイアログの押したボタンがコード内の

result変数経由で押下ボタン変数に格納され、それをメッセージボックスに表示します。

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