Power Automate 「行の削除(Google Sheets)」アクション
Google Sheetsの指定行を削除するアクションです。
利用方法
事前にGoogle Sheetsに先頭を項目行としたファイルを用意しておきます。
その中のどこかに「__PowerAppsId__」という列が存在する必要があります。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-1.png)
次にフローにステップを追加する際に「Google Sheets」コネクタを選択します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2022/03/image-125.png)
「アクション」より「行の削除」を選択します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2022/03/image-129.png)
「行の削除」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2023/10/image-2.png)
項目 | 必須 | 説明 |
---|---|---|
ファイル | ● | 行を削除する対象のGoogle Sheetsのファイルを指定します。 |
ワークシート | ● | 行を削除する対象のGoogle Sheetsのワークシートを指定します。 |
行 ID | ● | 削除する行を__PowerAppsId__で指定します。 |
「行 ID」はそのまま指定することは少ないでしょう。
実用的な例として、名前を条件に削除する場合は以下のようにします。
「Google Sheets」コネクタの「複数行を取得」アクションを設置し、
対象の「ファイル」と「ワークシート」を指定します。
![「複数行を取得」アクションの設定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-145.png)
次に「コントロール」コネクタから「Apply to each」アクションを設置し、
「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「レコード value」を指定します。
![「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「レコード value」を指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-146.png)
次に「コントロール」コネクタから「条件」アクションを設置し、削除する条件を設定します。
今回は「名前」が「さんま」の行を対象とします。
![「条件」アクションの設定。「名前」が「さんま」の行を対象とする](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-153-1024x246.png)
「はいの場合」の中に「行の削除」を設置し、
「行 ID」には動的なコンテンツの「__PowerAppsId__」を指定します。
![「行の削除」アクションの指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-154-1024x542.png)
これにより指定した名前の行が削除されるフローになります。
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