Power Automate 「複数の項目を取得(SharePoint)」アクション
「複数の項目を取得(SharePoint)」は
指定リストに登録されている全項目(全行)を取得するアクションです。
この記事では、その使い方を紹介します
利用方法
フローにステップを追加する際に「SharePoint」コネクタを選択します。

「アクション」より「複数の項目を取得」を選択します。

「複数の項目を取得」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

最低限、サイトのアドレスとリスト名を指定すれば動作します。
(その場合、登録されている全ての項目を取得)
項目 | 必須 | 説明 |
---|---|---|
サイトのアドレス | ● | 取得したいリストのあるSharePointのグループを指定します。 |
リスト名 | ● | 取得したいリストを指定します。 サイトのアドレスを先に指定しておく必要があります。 |
フィルター クエリ | 取得する条件を指定します。初期値の空白では全行が取得されます。 今回のサンプルで「名前 eq 'さば’」と指定すると 名前がさばの行のみ取得されます。 ただ、この項目は指定が難しく、以上・以下などの比較が使えないなど 制限が多いため全行取得して条件アクションで フィルタリングする方が効率的でしょう。 | |
並び替え順 | 並び替える列名を1つ指定します。 初期値の空白ではExcelの並び順で取得されます。 今回のサンプルで「名前 acs」と指定すると名前の昇順(acsは省略可) 「価格 desc」と指定すると価格の降順で取得されます。 | |
上から順に取得 | 最大取得件数です。初期値の空白では全行が取得されます。 処理時間などの都合で件数を制限したい場合に有効です。 |
動的なコンテンツとして項目の一覧がアレイとして取得されます。
コントロールの「Apply to each」を設置して「以前の手順から出力を選択」に
「複数の項目を取得」アクションの動的なコンテンツのvalueを指定します。


「Apply to each」の中で動的なコンテンツとして項目の内容や登録ユーザの情報を取得可能です。


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