Power Automate 「first」関数(配列の最初の要素を取得)

2023年10月8日

English version.

firstはPower Automateの式に使用する関数で、

配列(アレイ)の1つ目の要素を取得する関数です。

firstはこれとは別にテキストの1文字目を取得する同名の関数も存在します。

そしてlastとは逆の働きをします。

仕様

first(<collection>)
引数省略時の値説明
collection省略不可対象の配列
各引数の詳細

利用方法

多くの場合、変数の初期化か設定の際の「値」の中で利用されます。

種類は配列(アレイ)が扱うデータによって異なります。

「式」タブ、firstをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。

今回は例としてアレイ変数[100,200,300]を用意しています。

動的なコンテンツや変数を利用する場合は特殊な指定を行います。

動的なコンテンツを式で取得する方法

次のような表示になれば設定完了です。

この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。

例のように first(variables('アレイ変数')) とすると、結果は100になります。

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