Excel 令和元年と表示する方法

2021年11月6日

WindowsとExcelが新元号令和に対応したため、

2019年5月1日以降を和暦表示した場合、令和と表示されるようになりました。

しかし、そのままでは2019年は令和1年と表示され元年にはなりません。

2019年11月近辺のアップデートで表示形式で元年対応がされています。

この記事では令和元年と表示する方法、

表示形式とユーザ定義書式と関数の2つを紹介します。

手順

表示形式

2019年11月近辺のアップデートで表示形式で元年対応がされています。

ほぼ、この方法だけで解決するでしょう。

それには「セルの書式設定」で「表示形式」の

「日付」を指定し「カレンダーの種類」を「和暦」にし

「1年を元年と表記する」にチェックします。

なお種類でアルファベット表記(H24.3.14)を

選択していると無効になってしまいまいます。

漢字表記(平成24年3月14日)の方を選択しましょう。

「セルの書式設定」で「表示形式」の「日付」を指定し「カレンダーの種類」を「和暦」にし「1年を元年と表記する」にチェックする図解

これにより日付が元年表記になります。

元年表記のキャプチャ

ユーザー定義書式ではこのようになっています。

[$-ja-JP-x-gannen]ggge"年"m"月"d"日";@
ユーザー定義書式のキャプチャ

日付部分を調整すれば月日の0埋め表記も可能です。

[$-ja-JP-x-gannen]ggge"年"mm"月"dd"日";@
月日が0埋めされた元年表記のキャプチャ

TEXT関数でも元年表記は対応されています。

元年表記に対応されたTEXT関数のキャプチャ

これに多くのケースの元年表記に対応できるでしょう。

よって後述する二つの方法は古いバージョンや

アップデートが適用できない場合のみ検討するとよいでしょう。

条件付き書式の場合

まず対象のセルにユーザ定義書式で和暦設定を行います。

基本的には初期候補にある、こちらを選べば問題ありませんが、

[$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日"

年月の0埋め2桁にして読みやすくしても良いです。

[$-ja-JP]ggge"年"mm"月"dd"日"

これで2019/5/1~12/31が令和1年と表示されます。

対象セルにユーザ定義書式で和暦に設定

次に対象セル範囲に条件付き書式を設定します。

「ホーム」の「条件付き書式」より「新しいルール」を選択します。

新しいルールを選択

「指定した値を含むセルだけを書式設定」を選び

「セルの値」、「次の値の間」、「2019/5/1」と「2019/12/31」と

入力し書式ボタンをクリックします。

書式ルールを設定

表示形式のユーザ定義書式の種類ボックスに下記を入力します。

"令和元年"m"月"d"日"
条件付き書式のユーザ定義書式を設定

これで2019/5/1~12/31の期間が令和元年の表示となります。

条件付き書式による令和元年表示完了

関数の場合

ユーザ定義付き書式は数が増えるとシートの保守性が著しく落ちるため

それを避けたい場合は関数を使用します。(ただし日付型から文字列型になります)

それにはSUBSTITUTE関数TEXT関数を使用し、このように設定します。

=SUBSTITUTE(TEXT(日付,"[$-ja-JP]ggge年m月d日"),"令和1年","令和元年")

日付のセルはそのままで数値のため、TEXT関数で和暦の文字列に変換した上で、

SUBSTITUTE関数で「令和1年」を「令和元年」に置換しています。

SUBSITITUTE関数とTEXT関数による設定

スマートさではユーザ定義書式に劣りますが、

そのセルが何をやっているかを、すぐに判りやすい利点があります。

Excelを効率的に習得したい方へ

当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを

買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1,400ページの情報量で

(実際のページ数はデバイスで変わります)

基本的な使い方、関数の解説(140種類)、

頻出テクニックと実用例(109種類)、

XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピルなど便利な新機能を紹介。

体系的に学びたい方は是非ご検討ください。

アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。

なお購入後に最新版をダウンロードするには

Amazonへの問い合わせが必要です。

関連記事

和暦を表示する方法

年月のみを表示する方法