Excel 最大公約数を取得(GCD関数)

2024年3月27日

English version.

GCD関数は複数の数値を指定して最大公約数を求める関数です。

この記事では仕様と実行例を紹介します。

仕様

=GCD(数値1~255)
引数省略時の値説明
数値1~255省略不可最小公約数を求める対象を
セル範囲かカンマ区切りの数値で指定。
引数の詳細

実行例

数値と実行例です。

この例では3個の数値を指定していますが255個まで指定可能です。

負の数が混ざると#NUM!エラーになります。

GCD関数の実行例(セル範囲)

利用頻度は低いと思われますが

このようにカンマ区切りで指定することも可能です。

またセル範囲はカンマ区切りで複数範囲も指定可能です。

GCD関数の実行例(カンマ区切り)

スピル

セル範囲が前提の関数のため、そのままではスピルにはなりません。

スピルにするにはBYCOLBYROWを利用します。

=BYROW(B3:D9,LAMBDA(r,GCD(r)))
行方向のスピル
=BYCOL(H2:N4,LAMBDA(c,GCD(c)))
列方向のスピル

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