Excel 指定した文字列を指定回数繰り返した文字列を取得(REPT関数)
REPT関数は文字列と回数を指定し、
その回数分、繰り返した文字列を取得する関数です。
この記事では、その仕様と使用法を紹介します。
仕様
=REPT(文字列,繰り返し回数)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | 省略不可 | 繰り返す文字列を指定。 2文字以上でも可能。 |
繰り返し回数 | 省略不可 | 繰り返す回数を1以上の数値を指定。 結果として32,767文字が可能で、 それを超えると#VALUE!エラー。 |
使用例
REPT関数を使用することによりコピー&ペーストを繰り返すよりも
効率的かつ正確に文字列を作成することが可能です。

五段階評価で数によって☆や■を並べるといった単純な棒グラフを作成可能です。

応用でAmazonなどの評価でありがちな、
達する領域までは★、達しない領域は☆で表現することも可能です。
=REPT("★",評価値)&IF(評価値<最大の評価値,REPT("☆",5-評価値),"")
単純に文字列結合すると最高評価の場合エラーとなるため
(☆の関数が繰り返し0でエラーになる)
IF関数を結合しています。

手軽でに作成できて変更もしやすいため
これで要件が足りるならグラフ機能を使うよりも推奨ですが、
より手軽で表現力の高い方法が存在します。

数値の大小表現でREPT関数より推奨する機能
数値の大小を視覚的に表現する方法は複数あり
下記のように得意分野が異なります。
条件付き書式が最も扱いやすいので
最初に使用を検討し、適切でない場合は
他の機能の使用を検討するとよいでしょう。
機能 | 最適な場面やメリット | 手間 |
---|---|---|
条件付き書式 ・データバー ・カラースケール ・アイコンセット | ・行・列(2次元の表)の数値の大小を比較したい場合 ・データ数が多い場合 ・手軽な上に表現力が高いため、 これで充足する場面が多い | 小 |
スパークライン ・折れ線 ・縦棒 ・勝敗 | ・行(1次元)の数値の大小を比較したい場合 ・データ数が少ない場合 ・時系列を折れ線グラフで 表現したい場合(条件付き書式にない) | 小 |
グラフ | ・複合グラフを使用したい場合 ・レーダーチャートや散布図など グラフのみで可能な表現をしたい場合 ・プレゼンテーション資料 | 大 |
REPT関数 | ・旧来の手法。Excelのバージョンが古く 他の機能が使えない場合にみ使用 | 小 |
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