Excel セルに簡易グラフを表示する(スパークライン機能)

2019年8月13日

スパークラインは1つのセルに

棒グラフや折れ線グラフを表示する機能です。

これを使用することによりグラフより小さい手間で

数値の大小を比較的に表現することが出来ます。

この記事ではスパークラインの特徴と

使い方、注意点、類似機能との比較を紹介します。

手順

基本的な作成方法

「挿入」の「スパークライン」より

任意のグラフを選択します。

「挿入」の「スパークライン」より任意のグラフを選択

「スパークラインの作成」ウインドウが

表示されるのでセル範囲を選択します。

今回の例では下記のように設定します。

「スパークラインの作成」ウインドウにセル範囲を設定
データ範囲C3:G7
場所の範囲H3:H7

「場所の範囲」はグラフの表示場所で

1列しか設定出来ません。

また結合セルにも設定不可能です。

設定後にOKボタンを押下すると

場所の範囲にスパークラインが表示されます。

スパークラインが表示

このままだと高さが比較し辛いので

行の高さを大きくします。

行の高さを大きくし、スパークラインを見やすくした状態

作成したばかりの状態では

スパークラインの最大を最小は

行ごとに異なります。

受験者Aは67~86の間でプロットされ、

受験者Bは26~90の間でプロットされます。

受験者同士で高さを比較する必要がない場合は

このままでも問題ありませんが、

そうでない場合は軸の高さを

調整する必要があります。

それにはスパークラインを

全てセル選択した状態で

「デザイン」より軸の最小値と最大値を

ユーザー設定値で調整する必要があります。

「デザイン」より軸の最小値と最大値をユーザー設定値で調整

最小値を0、最大値を100に設定します。

縦軸の最小値を0に設定
縦軸の最大値を100に設定

これによりA~E全ての受験者の

スケールが揃いグラフで大小を

比較することが可能になります。

最大値と最小値を調整し、全ての受験者のスケールを揃えたスパークライン

スパークラインの種類

スパークラインの表現は

「折れ線」、「縦棒」、「勝敗」の

3種類が存在します。

折れ線

セルに折れ線グラフを表示します。

時系列の数値の推移を

表現することに適しています。

スパークライン「折れ線」

縦棒

棒グラフを表示します。

系列間の数値の大小を

比較することに適していします。

スパークライン「縦棒」

勝敗

+の値と-の値を棒グラフで表現します。

値の大きさで高さは変わらず、

0では何も表示されません。

あまり使い道がなく

これを使うより書式設定で

負の数を赤字で表示するほうが

効率が良いとは思います。

スパークライン「勝敗」

表示

チェックした項目を強調します。

スパークラインの表示

「縦棒」と「勝敗」では色変更され

「折れ線」ではマーカーが表示されます。

頂点(山)その行の最大値
頂点(谷)その行の最小値
負のポイント負の値全て
始点その行の最初の値
終点その行の最後の値
マーカー全ての値(折れ線のみ選択可)

頂点(山)をチェックした場合、

それぞれの行の最大値が

色変更で強調されます。

縦棒で表示の頂点(山)をチェック

折れ線グラフで「マーカー」を選択すると

全ての値にマーカーが表示されます。

折れ線で「マーカー」をチェック

頂点(谷)をチェックすると

その行の最低値にマーカーを表示します。

折れ線で「頂点(谷)」をチェック

実用的には特に強調したい項目のみに

絞って設定するべきで、

後述する色変更を行うにしても

3つ以上設定すると何を強調したいのかが

不明確になってしまいます。

(負のポイントと折れ線のマーカーは除き)

スタイル

スパークラインの見た目を選択出来ます。

個別項目で細かく設定も可能です。

スタイルを選択

スパークラインの色

グラフの基本的な色を設定します。

「スパークラインの色」の設定

マーカーの色

先述の「表示」で強調できる要素の色を設定します。

無秩序に設定すると可読性を落とすため

強調する要素は2つまでに絞った上で

負の数が存在する場合は

「負のポイント」に赤を設定し

(負の数がなければ他が赤で可)

強調する要素二つをそれぞれ別の色に

設定すると意図が伝わりやすいものになります。

マーカーの色の設定

同様な用途の機能との比較

数値の大小を視覚的に表現する方法は複数あり

下記のように得意分野が異なります。

条件付き書式が最も扱いやすいので

最初に使用を検討し、適切でない場合は

他の機能の使用を検討するとよいでしょう。

機能最適な場面やメリット手間
条件付き書式
・データバー
・カラースケール
・アイコンセット
・行・列(2次元の表)の数値の大小を比較したい場合
・データ数が多い場合
・手軽な上に表現力が高いため、
これで充足する場面が多い
スパークライン
・折れ線
・縦棒
・勝敗
・行(1次元)の数値の大小を比較したい場合
・データ数が少ない場合
・時系列を折れ線グラフで
表現したい場合(条件付き書式にない)
グラフ・複合グラフを使用したい場合
・レーダーチャートや散布図など
グラフのみで可能な表現をしたい場合
・プレゼンテーション資料
REPT関数・旧来の手法。Excelのバージョンが古く
他の機能が使えない場合にみ使用

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