Excel URLを指定してデータを取得(WEBSERVICE関数)
WEBSERVICE関数はURLを指定してデータを取得する関数です。
主にWebページやWeb上に設置しているファイル、Web APIなどに対して使用し、
取得データはJSON、XML、HTMLなどテキスト形式のデータを処理します。
仕様
=WEBSERVICE(URL)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
URL | 省略不可 | データ取得するURLを指定。 |
使用例
URL指定した例でHTML形式のデータを取得しています。
もし32767文字を超える場合、#VALUEエラーを返します。

取得されたHTMLやXML形式のデータに対して
FILTERXML関数を指定して任意の情報を取り出すことが可能です。
URLパラメータを日本語で指定する場合は、
ENCODEURL関数で変換する必要があります。
(日本語以外にも必要なため常に使う方が安全)
スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
スピルの利用には何れかの引数を複数セルの範囲で指定します。

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

スピルを利用することで今回の例では、
C2セルに入力するだけでよいため(C4以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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