Excel 検索結果を座標で取得する方法
VLOOKUP関数などの検索関数では基本的には値を結果として取得しますが
この記事では検索結果を値ではなく検索結果の座標(セル番地)で取得する方法を紹介します。
目次
手順
検索キーワードなどの調べるとVLOOKUP関数で取得することを
想定される方が多いようですがVLOOKUP関数では不可能です。
XLOOKUP関数かINDEX関数とMATCH関数で検索した結果を
CELL関数でセルアドレスを取得します。
XLOOKUP関数で実現
数式が簡潔で済むため、こちらの方法で実現しましょう。
=CELL("address",XLOOKUP(H4,$C$4:$C$6, 参照表の表示項目の範囲 ))

INDEX関数とMATCH関数で実現
XLOOKUP関数が使えない場合はこちらです。
=CELL("address",INDEX(参照表の表示項目の範囲,MATCH(検索キー,参照表の検索列の範囲,0),0))

余談:VLOOKUPでは不可能な理由
ここは実用上、必須ではないため読み飛ばして構いません。
VLOOKUP関数とXLOOKUP関数またはINDEX関数+MATCH関数では
見た目上は同じ事を行いますが実は結果の返し方が違います。
VLOOKUP関数は検索結果の値を返し、
XLOOKUP関数やINDEX関数+MATCH関数はセル参照を返しています。
そのためセル参照である後者でのみCELL関数でセル座標を取り出すことが可能です。
この違いはISREF関数で検査するとわかります。

Excel完全マスター: 関数・テクニック・新機能を網羅した決定版ガイド

本書は、Excelの基礎から応用まで、包括的に学べるガイドブックです。当サイトの豊富な情報を、電子書籍向けに最適化し、読みやすく再構成しました。
【本書の特徴】
- 情報量:Word-A4サイズ換算で1,400ページ相当
- 基本操作から高度なテクニックまで、段階的に学習可能
- 140種類の関数を詳細に解説
- 109種類の実用的なテクニックと具体例を紹介
- 最新機能(XLOOKUP関数、LET関数、シートビュー、LAMBDA関数、スピル等)を徹底解説
【対象読者】
- Excel初心者からプロフェッショナルまで
- 体系的にExcelスキルを向上させたい方
- 業務効率化を目指すビジネスパーソン
- データ分析や可視化のスキルを磨きたい方
【本書の強み】
- 実務に即した例題と解説
- 視覚的な図表やスクリーンショットで理解を促進
- 最新のExcelバージョンに対応した内容
- 著者の長年の経験に基づく、実践的なTipsを多数収録
【更新とサポート】
- 常に最新の情報を反映するため、定期的に内容を更新
- 最新版の入手方法:Amazonカスタマーサポートへお問い合わせください
【入手方法】
- 買い切り:950円
- Kindle Unlimited:読み放題プランで利用可能
Excelマスターを目指す方、業務効率を劇的に向上させたい方に、自信を持っておすすめできる一冊です。この1冊で、Excelの可能性を最大限に引き出す力が身につきます。