Power Automate 「ファイルの移動(SharePoint)」アクション

2023年12月28日

SharePointのフォルダーに保存されているファイルを移動するアクションです。

同じグループでも、別のグループ間でも移動可能です。

利用方法

フローにステップを追加する際に「SharePoint」コネクタを選択します。

「アクション」より「ファイルの移動」を選択します。

「ファイルの移動」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

パラメーター

現在のサイト アドレス

移動元のファイルの保存されているSharePointのグループを指定します。

移動するファイル

ピッカーで指定するか、他のアクションの動的なコンテンツからIDを指定します。
/Shared Documents/の下のファイルを指定することが多いでしょう。

ピッカーで指定した場合はファイルパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定ファイルを削除してから、同名ファイルを作成しても別として扱われてしまいます。
(ファイルが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)

送信先サイト アドレス

移動先のSharePointのグループを指定します。

インストール先フォルダー

ピッカーで指定するか、他のアクションの動的なコンテンツからIDを指定します。
/Shared Documents/の下のフォルダーを指定することが多いでしょう。

ピッカーで指定した場合はフォルダーパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定フォルダーを削除してから、同名フォルダーを作成しても別として扱われてしまいます。
(フォルダーが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)

別のファイルが既に存在する場合

移動先に同一ファイル名のファイルが存在する場合の扱い方です。

  • Move with a new name…新しいファイル名を付けて移動します。
  • Fail this action…移動せず、フローをエラーで終了します。
  • Replace…移動するファイルで上書きします。

動的なコンテンツ

移動結果のファイルの情報を取得します。代表的な項目は以下の通りです。

項目変数の種類内容
Id文字列空白。
ItemId文字列ファイル識別子。
Name文字列ファイル名。
拡張子は式で抽出します。
Path文字列ファイルのフルパス。
MediaType文字列ファイルのMINEタイプ
IsFolderブール・True … フォルダー
・False … ファイル
LastModified文字列日時最終更新日時
Size整数ファイルのバイト数
SharePointファイルのメタデータ一覧

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