Power Automate 「フォルダーのコピー(SharePoint)」アクション

2023年11月26日

English version.

「フォルダーの移動(SharePoint)」はSharePoint内のフォルダーを複製するアクションです。

同じグループでも、別のグループ間でもコピー可能です。

またフォルダーの中身のファイルもコピーされます。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

フローにステップを追加する際に「SharePoint」コネクタを選択します。

「アクション」より「フォルダーのコピー」を選択します。

「フォルダーのコピー」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

必須項目を指定して、フローを起動すれば指定フォルダーがコピーされます。

パラメーター

現在のサイト アドレス

コピー元のSharePointのグループを指定します。

コピーするフォルダー

ピッカーで指定するか、他のアクションの動的なコンテンツからIDを指定します。
共有フォルダである/Shared Documents/の下のフォルダーを指定することが多いでしょう。

ピッカーで指定した場合はフォルダーパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定フォルダーを削除してから、同名フォルダーを作成しても別として扱われてしまいます。
(ファイルが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)

送信先サイト アドレス

コピー先のSharePointのグループを指定します。

インストール先フォルダー

ピッカーで指定するか、他のアクションの動的なコンテンツからIDを指定します。
/Shared Documents/の下のフォルダーを指定することが多いでしょう。

ピッカーで指定した場合はフォルダーパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定フォルダーを削除してから、同名フォルダーを作成しても別として扱われてしまいます。
(フォルダーが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)

別のフォルダーが既に存在する場合

移動先に同一フォルダー名のフォルダーが存在する場合の扱い方です。

  • Move with a new name…新しいフォルダー名を付けて移動します。
  • Fail this action…移動せず、フローをエラーで終了します。
  • Replace…移動するファイルで上書きします。

動的なコンテンツ

移動結果のフォルダーの情報を取得します。代表的な項目は以下の通りです。

項目変数の種類内容
Id文字列空白。
ItemId文字列ファイル識別子。
Name文字列ファイル名。
拡張子は式で抽出します。
Path文字列ファイルのフルパス。
MediaType文字列ファイルのMINEタイプ
IsFolderブール・True … フォルダー
・False … ファイル
LastModified文字列日時最終更新日時
Size整数ファイルのバイト数
SharePointファイルのメタデータ一覧

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