Power Automate 「パスによるフォルダー メタデータの取得(SharePoint)」アクション

2023年12月10日

English version.

フォルダーパスを指定してSharePointの任意のフォルダーの

付加情報(フォルダー名や更新者など)を取得するアクションです。

パスを指定してIDを取得可能なため、

IDが必要な他のアクションを利用するためにも有効なアクションです。

利用方法

フローにステップを追加する際に「SharePoint」コネクタを選択します。

「アクション」より「パスによるフォルダー メタデータの取得」を選択します。

「パスによるフォルダー メタデータの取得」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。

パラメーター

サイト アドレス

メタデータを取得するフォルダーの保存されているSharePointのグループを指定します。

フォルダーのパス

メタデータを取得するフォルダーを指定します。

手動でキー入力またはピッカーで指定するか、他のアクションの動的なコンテンツからIDを指定します。
/Shared Documents/の下のフォルダーを指定することが多いでしょう。

フォルダーIDではないので、指定したフォルダーを一度削除して再作成しても継続して利用可能です。

ピッカーで入力すると手動で編集できなくなる場合があります。
筆者の環境では一度、ピッカーで指定して表示されたパスをコピーして
メモ帳などのテキストエディタで編集し、
そこからコピーすればうまくいきました。

動的なコンテンツ

後続のステップで使用する代表的な項目は以下の通りです。

項目変数の種類内容
ID整数ファイル識別子
名前文字列ファイル名(拡張子無し)
拡張子付きのファイル名文字列ファイル・フォルダー名
フォルダーのパス文字列所属フォルダーのパス
完全パス文字列フォルダーのパス+拡張子付きのファイル名
フォルダーであるブール・True … フォルダー
・False … ファイル
登録日時文字列日時ファイル・フォルダーの登録日時。
協定世界時のため日本の時刻への調整が必要です。
登録者 Email文字列ファイル・フォルダー作成者のEmail。
登録者 DisplayName文字列ファイル・フォルダー作成者の表示名。
更新日時文字列日時ファイル・フォルダーの更新日時。
協定世界時のため日本の時刻への調整が必要です。
更新者 Email文字列ファイル・フォルダー更新者のEmail。
更新者 DisplayName文字列ファイル・フォルダー更新者の表示名。
サムネイル Small文字列サムネイル(小サイズ)のURL
サムネイル Medium文字列サムネイル(中サイズ)のURL
サムネイル Large文字列サムネイル(大サイズ)のURL
アイテムへのリンク文字列ファイル・フォルダーのURL

Power Automateを効率的に習得したい方へ

当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを

買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1500ページの情報量で

(実際のページ数はデバイスで変わります)

基本的な使い方から各トリガー/アクションの詳細な使い方、

頻出テクニック、実用例を紹介。(目次

体系的に学びたい方は是非ご検討ください。

アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴

なお購入後に最新版をダウンロードするには

Amazonへの問い合わせが必要です。

関連記事