Excel セル範囲を作成し、個々のセルに数式を設定(MAKEARRAY関数)
MAKEARRAY関数は2022年2月にMicrosoft365(Office365)のExcelに追加された新機能です。
LAMBDA関数のヘルパー関数で任意の行列数の配列(セル範囲)を作成して、任意の数式の値を設定します。
このMAKEARRAY関数には似たような機能の関数があります。
単純に連番を作成したい場合はSEQUENCE関数、
ランダムな値を作成したいだけの場合はRANDARRAY関数の方が適切です。
目次
仕様
=MAKEARRAY(行数,列数,LAMBDA関数(行数のパラメータ名,列数のパラメータ名,任意の数式))
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
行数 | 省略不可 | 作成する配列(セル範囲)の行数を指定します。 |
列数 | 省略不可 | 作成する配列(セル範囲)の列数を指定します。 |
使い方
次の例では9×9のセル範囲に九九表を作成します。
MAKEARRAY関数内のLAMBDA関数の一つ目の引数は行のインデックス、
二つ目の引数は列のインデックスになります。
MAKEARRAY関数の結果は配列(セル範囲)であり、他の関数の引数に利用することが可能です。
関数のヘルプページにはランダムなリストを作成する例がありますが、
この用途ならMAKEARRAY関数よりRANDARRAY関数の方が簡潔に作成可能です。
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