Excel 連番を複数セルに自動作成(SEQUENCE関数)

2020年4月28日

SEQUENCE関数は2019年に実装されたスピルの関連関数で、

指定範囲内に連番を自動作成する関数です。

オートフィルによる連番作成の関数版に近い働きをします。

この記事では、SEQUENCE関数の使い方や

既存機能(オートフィル)との比較を紹介します。

仕様

=SEQUENCE(行,列,開始,目盛)

引数省略時の値説明
省略不可連番を作成する行数を指定
1連番を作成する行数を指定
開始1最初のセルの数値を指定
目盛11セルあたりの増分

使用例

引数1:行

最初の引数のみ必須です。連番を始めるセルに関数を入力すると

引数1に指定したセル数だけ下方向に連番が作成されます。

数式を入力したセル以外にも関数が自動拡大されますが、

この部分はゴーストと呼ばれるセルで編集不可能です。

(編集すると#SPILLエラー

引数1:行の指定例

引数2:列

引数2を指定すると横方向に連番が作成されます。

引数2:列の指定例。1行

行・列ともに2以上を指定すると

右から下方向に連番が作成されます。

引数2:列の指定例。複数行

引数3:開始

引数3を指定すると最初のセルの数値を1以外に設定可能です。

引数3:開始

引数4:増分

引数4を指定すると1セルの変化量が変わります。

引数4:増分。正の数

負の値を設定するとセルが変わるごとに値が減ります。

引数4:増分。負の数

既存機能(オートフィル)との比較

これまで連番を作るのはオートフィルの仕事でした。

そこに一つSEQUENCE関数が選択肢に追加される形になります。

どちらかが完全に有利というわけでなく、

場面によってどちらが適切かが変わります。

場面SEQUENCE関数オートフィル
作成数が少ない×
作成数が多い×
日付や掛け算など×
途中の列や行で追加・削除(自動附番・後述)×
Excelのバージョン× Office365や2019以降の新しいバージョンのみ。〇 古いバージョンでも可能。

連番を作る量が少ないとオートフィルが有利ですが、

多くなるにつれSEQUENCE関数の方が手間がすくなくなります。

日付や掛け算など増分の調整はオートフィルの方が調整範囲が広いです。

(SEQUENCE関数でも日付関数である程度可能です)

途中で行・列の追加が発生する場合はSEQUENCE関数が有利です。

(そのままでは対応できないので詳細後述)

ただしOffice365や2019以降でしかSEQUENCE関数は使えないため

それ以外のバージョンではオートフィルだけが選択肢です。

連番の自動作成(自動附番)

これまでの連番作成の方法であれば行の追加を行うと

行に空きが出来ます。削除すると連番が崩れてしまいます。

行の追加
空きができる

SEQUENCE関数とROW関数とCOLUMN関数と組み合わせれば

行・列の追加削除に合わせて自動附番することが可能です。

行(縦)方向に附番する場合はROW関数を利用します。

=SEQUENCE(ROW(表の最後の一つ下のセル)-ROW())

自動附番の数式例

途中のセルを追加すると連番が補われます。

行を削除しても連番が維持されます。

(最初のセルだけは削除不可)

自動附番の行追加例

COLUMN関数で横方向の連番が作成可能です。

=SEQUENCE(1,COLUMN(表の最後の一つ右のセル)-COLUMN())

列方向の自動附番例

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