Power Automate 「nthIndexOf」関数
nthIndexOfはPower Automateの式に使用する関数で、
指定テキストが任意の番目で一致する開始位置を取得します。
仕様
nthIndexOf('<text>', '<searchText>', <occurrence>)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
text | 省略不可 | 調べるテキスト(長いテキスト) |
searchText | 省略不可 | 検索する部分テキスト(短いテキスト) |
occurrence | 省略不可 | 何回目に一致するか。(数値) |
利用方法
nthIndexOf関数はテキストや数値のパラメーターに使用します。
アクションでは多くの場合、「条件」の中で利用されます。

または種類が「整数」の変数の初期化か設定の際の「値」に利用されます。
(この使い方か、文字列編集の数式に組み込むのがメイン)
「式」タブ、nthIndexOfをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。

1つめと2つめの引数はテキストなため'で囲みます。
3つめの引数は数値のため'は不要です。これら3つの引数は,で区切ります。
動的なコンテンツや変数を利用する場合、,区切りは同じですが、
特殊な指定を行います。(動的なコンテンツを式で取得する方法)
例えば「abcabcabc」から2番目の「ab」の位置を検索する場合は次の数式になります。
nthIndexOf('abcabcabc', 'ab', 2)

次のような表示になれば設定完了です。
この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。

例のように nthIndexOf('abcabcabc', 'ab', 2) とすると、
左から2番目に一致するの結果を取得されるため
結果は2つ目めの「ab」の開始位置の 3 になります(先頭の場合は0)。
大文字・小文字を区別しないため、nthIndexOf('aBcaBcaBc','Ab',2) でも結果は同じです。
該当箇所が2個以上、見つからなかった場合は-1になります。

この値をそのまま利用することは稀で、何らかのテキスト編集に利用することが多い関数です。
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