Power Automate 「slice」関数
sliceはPower Automateの式に使用する関数で、
指定テキストから任意の開始・終了位置の部分文字列を切り出す関数です。
substringと似ていますが、どこまで切り出すかの指定が
文字数(substring)か位置(slice)かの点が異なります。
仕様
slice('<text>', <startIndex>, <endIndex>)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
text | 省略不可 | 切り出し元のテキスト |
startIndex | 省略不可 | 切り出しの開始位置(先頭が0の数値) |
endIndex | textの末尾 | 切り出しの終了位置(先頭が0の数値) 省略した場合、textの末尾。 |
利用方法
slice関数はテキストのパラメーターに使用します。

その後のアクションで結果を使用するために、
種類が「文字列」の変数の初期化か設定の際の「値」の中でも頻繁に利用されます。

「式」タブ、sliceをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。
そして元のテキストを’で囲んで指定、次に’なしで切り出す開始位置と終了位置を指定します。
動的なコンテンツや変数を利用する場合は特殊な指定を行います。

次のような表示になれば設定完了です。
この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。

例のように slice('あいうえお’,1,3) とすると結果は いう になります。

最後の引数(長さ)省略可能で、この場合は開始位置から末尾までになります。
slice('あいうえお’,2) とすると結果は うえお になります。


Power Automateを効率的に習得したい方へ
当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを
買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。

Word-A4サイズ:1500ページの情報量で
(実際のページ数はデバイスで変わります)
基本的な使い方から各トリガー/アクションの詳細な使い方、
頻出テクニック、実用例を紹介。(目次)
体系的に学びたい方は是非ご検討ください。
アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴)
なお購入後に最新版をダウンロードするには
Amazonへの問い合わせが必要です。