Power Automate 「intersection」関数
intersectionはPower Automateの式に使用する関数で、
2つの配列(アレイ)の共通の要素で配列(アレイ)を作成する関数です。
異なるファイルなどの2つの情報から配列(アレイ)を作り、
同じものを抽出する、または同じものが存在するかのチェックに利用します。
仕様
intersection(<collection1>,<collection2>)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
collection1,2 | 省略不可 | 調べる対象の配列 |
利用方法
多くの場合、種類が「アレイ」の変数の初期化か設定の際の「値」の中で利用されます。
「式」タブ、intersectionをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。
今回は例としてアレイ変数1[100,300,400]とアレイ変数2[100,200,300,500]を用意しています。
動的なコンテンツや変数を利用する場合は特殊な指定を行います。
次のような表示になれば設定完了です。
この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。
例のように intersection(variables('アレイ変数1'),variables('アレイ変数2')) とすると、
共通の要素である100と300が配列に抽出されます。
共通要素があるかの判定
lengthと組み合わせると共通要素があるかの判定に利用可能です。
「条件」の左に length(intersection(variables('アレイ変数1'),variables('アレイ変数2'))) として、
中央に「次の値より大きい」、右に0を設定した場合、
「はいの場合」がTrue(共通要素がある)、
「いいえの場合」がFalse(共通要素がない)の動作になります。
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