Power Automate 「if」関数
ifはPower Automateの式に使用する関数で、
式の結果がTrueかFalseかによって返す値を変える関数です。
判定の結果によって複数のアクションを実行する場合や、
実行するアクションが異なる場合は「条件」を利用しますが、
数値やテキストが異なるだけの場合はif関数の方が簡潔になるため適切です。
ExcelのIF関数と、ほぼそのままな働きをします。
仕様
if(<expression>, <valueIfTrue>, <valueIfFalse>)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
expression | 省略不可 | 判定対象とするブール変数または関数 (結果がTrueかFalseになるもの) |
valueIfTrue | 省略不可 | expressionがTrueとなる場合の結果。 テキストでも数値でも可能。 |
valueIfFalse | 省略不可 | expressionがFalseとなる場合の結果。 テキストでも数値でも可能。 |
利用方法
多くの場合、変数の初期化か設定の「値」の中で利用されます。
「種類」は返す値によって変わります。
「式」タブ、ifをクリックすると関数名と()が数式欄にセットされます。
その中に最初の引数として論理式または関数、2つ目の引数の論理式がTrueの場合の結果、
3つ目の引数としてFalseの場合の結果を指定します。
2つ目と3つ目の結果がテキストであれば'で囲みます。
動的なコンテンツや変数を利用する場合は特殊な指定を行います。
今回のサンプルはシンプルですが多くの場合、
他の論理関数と組み合わせた複雑な論理式で利用します。
OKボタンをクリックして次のような表示になれば設定完了です。
この紫のアイコンをクリックすると関数を変更可能です。
例のように if(true,1,2) とすると、結果は1になります。
最初の引数がFalseであれば結果は2となります。
例えば「メールの送信」に組み込む場合、条件の結果により
送信先、件名、本文などを切り替えるような使い方が可能になります。
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