Excel 条件によって結果を変える(IF関数)
IF関数は条件に応じて結果を変える関数です。
Excelの使い道を多いに広げてくれる関数です。
他の関数と組み合わせると大きい力を発揮する関数ですが、
ひとまずは基本的な使い方を覚えて
活用できる場所を探すことが上達の近道です。
この記事では仕様と基本的な使い方を紹介します。
仕様
=IF(論理式,値が真の場合,値が偽の場合)
引数 | 省略時の値 | 説明 |
---|---|---|
論理式 | 省略不可 | 比較演算子などを利用して判定条件を指定。 |
値が真の場合 | 省略不可 | 論理式が正しい(TRUEの)場合の結果を指定。 |
値が偽の場合 | 省略不可 | 論理式が間違っている(FALSEの)場合の結果を指定。 |
利用例
受験者毎に点数を入れると合格か不合格か表示します。
$C$2は固定の70を入れてもよいですが、
合格ラインが70点から変わることがある場合、
セル参照($で絶対参照)にしておくと
変わった時、式を変更する手間がありません。

スピルを利用する方法とメリット
Office365やExcel2019以降ではスピルという形式で記述可能です。
これは複数セルに数式をコピーする場合に便利な機能です。
スピルの利用には引数1の論理式を複数セルの範囲で指定します。

数式を入力するのは最初の一つのセルですが、
引数1で指定した高さ分、数式がセルのコピーなしで自動拡大されます。

スピルを利用することで今回の例では、
D5セルに入力するだけでよいため(D6以降にコピーペーストが不要)
以下のメリットがあります。
- 入力の手間が少ない(数式のセルが多いほど効果が大きい)
- 数式を編集した時、コピー忘れのリスクがない(最初のセルを更新すると全セルに反映)
- 絶対参照が不要
- 途中に行を追加した場合、数式のコピー&ペーストが不要。行削除でも壊れにくい。
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