Power Automate Desktop Excelブックを特定条件で行を削除する
特定の列が空白であれば行を削除するサンプルで紹介します。
次の例では3行目と5行目のA列が空白です。この行を削除します。


フローの全体像

Robin言語
Power Automate Desktopにコピー&ペーストして利用可能です。
Excel.LaunchExcel.LaunchAndOpenUnderExistingProcess Path: $'''C:\\Test\\Test.xlsx''' Visible: False ReadOnly: False Instance=> ExcelInstance
Excel.SetActiveWorksheet.ActivateWorksheetByName Instance: ExcelInstance Name: $'''Sheet1'''
Excel.GetFirstFreeColumnRow Instance: ExcelInstance FirstFreeColumn=> FirstFreeColumn FirstFreeRow=> FirstFreeRow
LOOP LoopIndex FROM 1 TO FirstFreeRow STEP 1
Excel.ReadFromExcel.ReadCell Instance: ExcelInstance StartColumn: 1 StartRow: LoopIndex ReadAsText: False CellValue=> ExcelData
IF ExcelData = $'''%''%''' THEN
Excel.DeleteRow Instance: ExcelInstance Index: LoopIndex
END
END
Excel.CloseExcel.CloseAndSave Instance: ExcelInstance
フロー作成
「Excelの起動」で対象のブックを開きます。
項目 | 設定値 |
---|---|
Excel の起動 | 次のドキュメントを開く |
ドキュメント パス | 操作対象のExcelブック |

次に「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」を設置します。

項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
Excel インスタンス | %ExcelInstance% | 「Excel の起動」の生成された変数 |

次に「Loop」を設置します。

項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
開始値 | 1 | |
終了 | %FirstFreeRow% | 「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」の生成された変数 |
増分 | 1 |

次に「Loop」の中に「Excel ワークシートから読み取り」を設置します。

項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
Excel インスタンス | %ExcelInstance% | 「Excel の起動」の生成された変数 |
取得 | 単一セルの値 | |
先頭列 | 1 | 条件に利用する列数 |
先頭行 | %LoopIndex% | 「Loop」の生成された変数 |


項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
最初のオペランド | %ExceData% | Excel ワークシートから読み取り」の生成された変数 |
演算子 | と等しい(=) | |
2 番目のオペランド | %''% | 削除条件を指定。%''% は空白。 |

次に「If」の中に「Excel ワークシートから行を削除」を設置します。

項目名 | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
Excel インスタンス | %ExcelInstance% | 「Excel の起動」の生成された変数 |
行の削除 | %LoopIndex% | 「Loop」の生成された変数 |

このフローを実行するとA列が空白の場合、行を削除します。


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