Power Automate 「選択したファイルの場合(SharePoint)」トリガー

English version.

SharePointに保存されている任意のファイル/フォルダーを指定するトリガーです。

ブラウザからの操作で任意のファイルを指定します。

利用方法

PowerAutomateの画面の「作成」より「インスタント クラウド (手動)フロー」を選択します。

PowerAutomateの画面の「作成」より「インスタントフロー」を選択

任意のフロー名を指定し、「選択したファイルの場合」を選択し、「作成」をクリックします。

フロー作成画面に移行し「選択したファイルの場合」ステップが表示されるのでパラメーターを設定します。

「入力の追加」を選択するとフローの起動時に入力値を受け取ることが可能です。

「入力の追加」を選択すると入力形式を選択します。

左の欄は入力値の名前です。後続ステップで動的なコンテンツとして格納されます。

右の欄はトリガー起動時に表示される入力欄の説明文です。

この入力値は動的なコンテンツで取得可能です。

パラメーター

サイトのアドレス

検知したいフォルダーのあるSharePointのグループを指定します。

ライブラリ名

多くの場合、「Documents」を選択します。

動的なコンテンツ

itemURL

ファイル/フォルダーにアクセスするためのURLです。

fileName

ファイル/フォルダー名です。

ユーザーID

トリガーを起動したユーザーのIDです。

ユーザー名

トリガーを起動したユーザーの名前です。

Base64でエンコードされているため、式でbase64ToStringを利用してデコードする必要があります。

base64ToString(triggerOutputs()['headers']['x-ms-user-name-encoded'])

ユーザーの電子メール

トリガーを起動したユーザーの電子メールです。

Base64でエンコードされているため、式でbase64ToStringを利用してデコードする必要があります。

base64ToString(triggerOutputs()['headers']['x-ms-user-email-encoded'])

タイムスタンプ

トリガーの起動日時です。

UTC(協定世界時)のため日本の時刻への調整が必要です。

フローの起動

SharePointでファイル/フォルダーのメニューを開きます。

そしてメニューから「Automate」、起動するトリガー名を選択します。

入力値を指定して、フローを実行すればトリガーが起動します。

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