Power Automate Desktop 「実行中の Word に接続する」アクション
「実行中の Word に接続する」は既にWordで開いている状態のドキュメントを利用するためのアクションです。
「Word を起動する」は開かれてないブックを利用するための類似アクションです。
「実行中の Word に接続する」は既に開かれているのWordドキュメントを操作するか、他の仕組みで開かれたWordドキュメントを操作する場合に利用します。
利用方法
「アクション」の「Word」より「実行中の Word に接続する」をドラッグします。
パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。
このアクションは閉じている状態のWordファイルを対象にするとエラーになります。
また「Word を起動する」では「読み取り専用」などの挙動が設定できましたが、
このアクションでは既に開かれているため、その状態に依存します。
パラメータ
ドキュメント名
開くファイルを何れかの方法で指定します。
- キー入力
- ファイルのアイコンをクリックしてダイアログ
- ファイル情報変数を指定
変数を指定する場合は「ファイルの選択ダイアログを表示」で
ツール利用者がファイルを選択するケースがメインになるでしょう。
生成された変数
アクションの結果が格納されます。
WordInstance
その後のアクションで開いたWordドキュメントを指定するための変数です。
基本的にはそのままでよいですが、複数のドキュメントを開く場合は
どのようなドキュメントかを示す名前に変更しましょう。
エラー発生時
必須ではありませんが、必要があればエラー処理を行います。
何らかの理由でWordドキュメントを開けないエラーを検知します。
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