Excel セルの検索と置換
検索機能を使うとシートやブックから目的のデータを効率的に探すことが出来ます。
また置換機能を使うと特定のデータを一気に更新することが可能です。
この記事では検索と置換の使い方を解説します。
手順
基本的な検索
まず「ホーム」より「検索」を選択します。
またCtrlキーとFを同時押しでも起動します。
次を検索
![「ホーム」から「検索」を呼び出す](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-42-1024x402.png)
「検索と置換」ウインドウが表示されます。
検索したい文字を入力し、「次を検索」を押下すると
同じシートの中で最も左上に該当するセルが選択されます。
この文字は一部でも構いません。
![「検索と置換」ウインドウに「いぬ」を検索するように入力](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-44.png)
![最も左上に該当するセルを選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-45.png)
「次を検索」を押下すると、
まず同じ行を右方向に検索し、次に下の行を左から右に検索します。
![「次を検索」を押下した状態](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-46.png)
最後まで検索すると最初の検索結果まで戻ります。
すべて検索
「検索」と「置換」ウインドウで「すべてを検索」を押下すると
同一シート内で全ての候補が表示されます。
該当するものをクリックすると、そのセルに選択・移動します。
![「すべてを検索」を押下した状態](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-48.png)
基本的な置換
置換
まず「ホーム」より「置換」を選択します。
またCtrlキーとHを同時押しでも起動します。
![「ホーム」から「置換」を呼び出す](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-42-1024x402.png)
![「検索と置換」ウインドウに「いぬ」を「うま」に置換するように入力](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-49.png)
「検索と置換」ウインドウが表示されます。
検索と置換したい文字を入力し、「次を検索」で
検索後に「置換」を押下するとセルの文字が置換されます。
この文字は一部でも構いません。
置換した後は次の検索値に移動します。
そのセルも置換したい場合は、先ほどと同様に「置換」を押下します。
![一つづつ検索・置換](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-50.png)
すべて置換
「置換」と違い検索を押す必要がなく、全てが置換されます。
![すべての「ねこ」を「うま」に置換](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-51.png)
どのセルが対象となるか確認できないため、
慎重に進める場合は先に「全てを検索」で確認しましょう。
範囲を指定して検索・置換
セル選択が1つのみであればシート全てを検索対象としますが、
セル範囲を選択している場合、その範囲内だけに絞られます。
検索オプション
「検索と置換」ウインドウで「オプション」を押下すると
より詳細な条件指定で検索できます。
![検索オプションボタン](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-52.png)
![検索オプション](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-53.png)
書式
検索と置換に書式も対象とします。
検索場所
シート | 初期状態。同一シートのみを検索対象とします。 セル範囲を選択していると そちらが優先されます。 |
ブック | ブック全体を検索対象とします。 セル範囲を選択していても ブック全体を検索します。 |
検索方向
![検索対象表](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-55.png)
行 | 初期状態。次を検索をするとB1セルになります。 |
列 | 次を検索をするとA2セルになります。 |
検索対象
「数式」(初期状態)、「値」、「メモ」、「コメント」から選択します。
「数式」はセル内のすべてを対象とし、
「値」は表示されているデータのみを対象とします。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/05/image-56.png)
このような場合、「ねこ」で検索すると「数式」「値」ともに検索されますが、
「いぬ」は「数式」でのみ検索されます。
大文字と小文字を区別する
初期状態ではAとaは同じ文字として検索されます。
この項目をチェックすると別の文字として扱われます。
セル内容が完全に同一であるものを検索する
初期状態では「検索する文字列」が一部分でも存在すれば検索されます。
半角と全角を区別する
初期状態では1と1は同じ文字として検索されます。
この項目をチェックすると別の文字として扱われます。
ワイルドカードによる検索(*や?がうまく検索されない場合)
*や?などを使用し部分一致や文字数を制限した検索が行えます。
*や?が検索がうまく出来ないのは検索的に意味のある文字だからで
先頭に~を付けて「~*」や「~?」とする必要があります。
なおワイルドカードの詳細はこちらです。
「セル内容が完全に同一であるものを検索する」が
チェックなしの場合、前後に*が付いているのと同じ状態になります。
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