Excel 郵便番号から住所を検索する方法
この記事ではセルに郵便番号を入力したら
自動的に住所を検索して表示する方法を紹介します。
手順
郵便番号と住所の一覧表の入手、取り込み、加工
郵便局のHPからダウンロード
まずは郵便番号と住所の対応表を手に入れる必要があります。
それには郵便局のHPが最適です。
読み仮名データを選んでリンクを進みます。
![郵便番号データダウンロードのキャプチャ(2019/09/17時点)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-100.png)
次に地域が表示されるため選択します。
一番、右下には全国がありますが
かなり重いため使用には動作が重くなる覚悟が必要です。
![郵便番号データダウンロード(地域別)のキャプチャ(2019/09/17時点)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-101.png)
ZIP形式でダウンロードされるためダブルクリックして解凍します。
![解凍されたCSVのキャプチャ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-102.png)
郵便番号と住所の一覧表をExcelにインポート
テキストエディタでCSVを開くと下のような状態であり
下記、赤枠部分のように0から始まるものは
普通にExcelで開くと上手くいきません。
![CSVをテキストエディタで開いたキャプチャ。0から始まる項目を赤枠で強調](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-103.png)
このように先頭のゼロが消えてしまいます。
![CSVをExcelで開いた状態のキャプチャ。赤枠部分は先頭の0が消えている状態の強調](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-104-1024x92.png)
それに対応するには、まず新規でExcelを開き
「データ」より「ファイルから」、「テキストまたはCSVから」を選択します。
![「データ」より「ファイルから」、「テキストまたはCSVから」を選択するキャプチャ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-105.png)
取り込み形式を選択するウインドウが表示されるため
「データが検出しない」を選択し、「データの変換」を押下します。
![取り込み形式を選択するウインドウで、「データが検出しない」を選択し、「データの変換」を押下するキャプチャ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-106.png)
先頭0を残したまま取り込まれました。
このままだと操作の拍子に消えてしまう可能性があるため
書式を文字列に変更しておきましょう。
(0消えに注意すれば後述の数式を作った後でもよいです)
![先頭3列を文字列に変換するキャプチャ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-107-1024x609.png)
なおカラム名はCSV内にないため、そのままにしています。
このままでも支障がないですが、必要な方は下記ページを参考に付けておきましょう。
検索結果として表示する列を作成
今回は住所と読み仮名を表示するので
VLOOKUP関数やXLOOKUP関数で検索されるための列を作ります。
CONCAT関数で同じ行のI~K列を範囲指定するだけです。
もし関数が実行されない場合、列の表示形式が文字列になっているため標準に戻しましょう。
この方法により住所と住所(カナ)の列を作成します。
なおシート名はそのままでもいいですが、判り易くするために「対応表」としています。
![CONCAT関数で都道府県名、市区町村名、町域名を結合した状態の数式解説(キャプチャ)](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-109-1024x324.png)
なお先頭行にはカラム名を都道府県名、市区町村名、町域名と付けています。
データインポートの際、自動的にテーブルに変換され構造化参照という状態になります。
これにより、いつもの列表記ではなく@[都道府県名]のような列名表記になります。
更に2行目に数式を入れると自動的に一番下まで数式がコピーされます。
(手でコピーする必要がありません)
_01HOKKAIはインポート時にCSVファイル名から自動的に付与されたセル範囲名です。
検索するシートを作成
まず郵便番号を入力するシートを作ります。
ここは先頭0を許容するため先ほどと同様、書式設定で文字列にします。
そしてVLOOKUP関数で検索の数式を作ります。
VLOOKUP関数の基本的な形式は下記のとおりです。
=VLOOKUP(検索値,検索範囲,表示項目の列番号,FALSE)
![VLOOKUP関数の指定例のキャプチャ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-110.png)
まず引数1の検索値は郵便番号セル(C2)を指定し、
検索範囲は検索値から表示項目を含んだ対応表の列C:Eを指定します。
次に引数の列番号は、住所を表示するセルは2、カナを表示するセルには3を指定します。
これは引数2の左端を1とした連番です。最後のFALSEは固定です。
このように指定すると検索するシートが完成します。
![VLOOKUP関数の引数について図解](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2019/09/image-111-1024x266.png)
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