Excel 文字列を連結する(CONCAT関数)

2024年3月27日

English version.

CONCAT関数はExcel2016で追加された関数で指定範囲の文字列を結合します。

これは既存のCONCATENATE関数の新しいバージョンです。

CONCATENATE関数は旧バージョンとの互換性のために

残されているだけで削除される可能性があります。

機能も向上しているため、CONCAT関数を使用しましょう。

仕様

=CONCAT(テキスト1 …省略… テキスト254)
引数省略時の値説明
テキスト1~255省略不可結合する文字列またはセル範囲を指定
引数の詳細

実行例

結合したいテキストをセル範囲で一括指定出来るためCONCATENATE関数&より優れています。

関数名も短くなっているので連結が3個以上であればCONCATを使いましょう。

通常の使用例

数字を指定すると文字として連結されます。(CONCATENATE関数同様)

数値をCONCAT関数で連結する文字列に変換して連結される

日付はシリアル値になってしまいます。(CONCATENATE関数同様)

日付をそのままCONCAT関数で連結するとシリアル値になる

そのためTEXT関数で文字列に変換してからCONCAT関数を使用する必要があります。

TEXT関数で文字列に変換してからCONCAT関数で連結

スピル

セル範囲が前提の関数のため、そのままではスピルにはなりません。

スピルにするにはBYCOLBYROWを利用します。

=BYROW(A1:D2,LAMBDA(r,CONCAT(r)))
行方向のスピル
=BYCOL(A1:D2,LAMBDA(c,CONCAT(c)))
列方向のスピル

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