Excel 連続データを効率的にセル入力する方法(オートフィルとフラッシュフィル)

2019年9月4日

例えば1から100までの数値を

連続してセル入力したい場合、

単純にキーボード入力すると

膨大な時間と労力を必要とします。

こういった規則性のある連続データを

効率的に入力するための仕組みが

オートフィル機能です。

連続した数値だけでなく

曜日や日付などにも使用可能です。

この記事ではオートフィル機能の

出来ることと使い方を紹介します。

手順

基本的なオートフィル

1つの値を入力しオートフィル

セルに1を入力します。

そしてセルの右下の■をドラッグします。

1のみセル入力されている状態

ドラッグすると1がコピーされた上で

右下にオートフィルオプションが表示されます。

その中から「連続データ」を選択します。

1をドラッグした状態

するとドラッグしたセルの分だけ

連続したデータが自動入力されます。

オートフィルオプションで連続データを選択した状態

複数の値を入力しオートフィル

1と2を連続した状態で入力して

右下の■をドラッグします。

1と2のみセル入力された状態

すると「連続データ」を選ぶまでもなく

連続データが入力されます。

1と2のセルをドラッグした状態

この状態でオートフィルオプションの

「セルのコピー」を選択した場合、

1と2が繰り返しコピーされます。

セルのコピーを選択した状態

また1と3を入力した場合は奇数が続きます。

このようにコピー元の数字の規則性を

自動的に抽出して数値をコピーしてくれます。

1と3のセルをドラッグした状態

日付も中身は数値のため同様に

オートフィルが実施可能です。

連続データの調整

連続データを入力した後に

「ホーム」より「連続データの作成」を

選択すると連続データの規則性を

調整することが可能です。

「ホーム」より「連続データの作成」を選択

これにより意図せぬ規則で

連続データを作られてしまった場合に

任意に調整することが可能です。

連続データウインドウ

数値以外のオートフィル

月や曜日といった単純な数値以外にも

オートフィルは対応しています。

また任意の規則を登録することも可能です。

「ファイル」、「オプション」、「詳細設定」より

「ユーザ設ー定リストの編集」を選択します。

ここに登録されているものが

オートフィルの対象となります。

またリストの項目にカンマ区切りでパターンを入力すると

任意のオートフィルを作成することが可能です。

ユーザー設定リスト

なおこのリストは繰り返されます。

例えばオートフィルで

12月まで行くと次は1月に戻ります。

初期設定されているリスト

曜日-英語-略Sun,Mon,Tue,Wed,
Thu,Fri,Sat,Sun
曜日-英語Sunday,Monday,Tuesday,Wednesday,
Thursday,Friday,Saturday,Sunday
月-英語-略Jan,Feb,Mar,Apr,May,Jun,
Jul,Aug,Sep,Oct,Nov,Dec
月-英語January,February,March,April,May,June,
July,August,September,
October,November,December
曜日-日本語-略日,月,火,水,木,金,土,日
曜日-日本語日曜日,月曜日,火曜日,水曜日,
木曜日,金曜日,土曜日
月-日本語1月,2月,3月,4月,5月,6月,
7月,8月,9月,10月,11月,12月
四半期第1四半期,第2四半期,第3四半期,第4四半期
和暦-月睦月,如月,弥生,卯月,皐月,水無月,
文月,葉月,長月,神無月,霜月,師走
十二支子,丑,寅,卯,辰,巳,午,未,申,酉,戌,亥
十干甲,乙,丙,丁,戊,己,庚,辛,壬,癸
初期設定されているリストによるオートフィル結果

話が横道に逸れますが、

セルの値をカンマなどの

区切り文字で繋いで

文字列を作成したい場合は

TEXTJOIN関数を使用すると効率的です。

任意のパターン(アルファベット)を作成する例

ユーザ設定リストを追加すれば

アルファベットにも対応可能です。

オートフィルの方向

縦方向で使用することが多いと思われますが

横方向にもオートフィルは可能です。

ただし縦横同時は不可能のため

その場合は縦と横を分けて

オートフィルする必要があります。

(あまり発生しないとは思いますが)

横方向のオートフィル

フラッシュフィル

Excel2013以降ではフラッシュフィルという

特殊なオートフィルが使用できます。

それは入力済みのデータから

一定の法則性を自動的に読み取り

それに乗っ取りコピーします。

この機能を活用すると

これまで文字列操作関数や

文字列結合を使用していた手間が

削減できる可能性があります。

使い方と適用例

代表的な例では姓名が別セルに

記載されている場合に

性と名の間に一つ空白を挟んだ

文字列のセルを作ります。

そしてそれをオートフィルします。

性「山本」と名「一郎」を空白を挟んで結合し「山本 一郎」のセルを作成した例

そのままだと「山本 一郎」が

コピーされるだけなので

右下のオプションから

「フラッシュフィル」を選択します。

オートフィルの結果、「山本 一郎」が単純コピーされるのでオプションより「フラッシュフィル」を選択

すると他の行も「山本 一郎」の行と

同様に性と名が自動で結合されます。

フラッシュフィルで文字列結合が自動で完了した例

他にも-(ハイフン)のない電話番号に

-(ハイフン)を挿入したり

-(ハイフン)のない電話番号に-(ハイフン)を挿入

逆に-(ハイフン)を削除することも可能です・

-(ハイフン)のあり電話番号から-(ハイフン)を削除

メールアドレスからドメイン部を

削除するようなことも可能です。

メールアドレスからドメイン部を削除

制限事項

フラッシュフィルの使用には

下記の制限事項があります。

  • データが同じ規則で入力されていること
  • 隣接したセルであること
  • 1列づつ実行すること

先ほどの姓名の例でも

セルが隣接せずに実行した場合、

性&名のセルと姓名セルが隣接していない

規則性を認識できずエラーとなります。

フラッシュフィルのエラーメッセージ

また半角と全角が混在したりすると

規則性を読み取れずに

先ほどと同じエラーとなる場合があります。

半角数字の中に全角数字が混入し、エラーするパターン

関連記事

活用例

郵便番号・電話番号に-(ハイフン)を入れる方法、削除する方法

姓と名(苗字と名前)を結合・分割する方法

数式がずれないようにコピー(オートフィル)する方法

初心者向け記事一覧

マクロ・VBA 絶対参照を一括で設定・解除する方法

フォローする