Excel リストを特定列の昇順・降順で並び替える(SORT関数)

2020年10月28日

SORT関数は2019年に実装されたスピルの関連関数で、

指定の一覧表を特定列の順序で並び替える関数です。

データの並び替えの関数版に近い働きをします。

この記事ではSORT関数の使い方と既存機能(データの並び替え)、

同時期に実装されたSORTBY関数との比較を紹介します。

仕様

=SORT(配列,並び替えインデックス,並び替え順序,並び替え基準)
引数省略時の値説明
配列省略不可並び替える範囲を指定。
並び替えインデックス1並び替える基準とする列・行を
先頭を1とした数値で指定。
並び替え順序1並び替え順序を指定
・ 1…昇順
・-1…降順
並び替え基準FALSE並び替えの方向を指定
・列(横)方向
・行(縦)方向

使用例

引数1:配列

並び替え後のリストを表示する先頭のセルに

関数を入力すると引数1に指定したセル範囲が

並び替えられた結果が表示されます。

数式を入力したセル以外にも関数が自動拡大されますが、

この部分はゴーストと呼ばれるセルで編集不可能です。

配列のみを指定すると先頭列の昇順で並び替えられます。

使用例:配列指定

引数2:並び替えインデックス

引数2には並び替えの基準とする列・行を

先頭を1とした数値で指定します。

省略すると1(先頭行)ですが、省略することは少ないでしょう。

使用例:並び替えインデックス指定

引数3:並び替え順序

引数3に1を指定すると昇順、-1を指定すると降順になります。

省略すると1(昇順)です。

使用例:並び替え順序指定

引数4:並び替え基準

引数4にFALSEを指定すると行(縦)方向、

TRUEを指定すると列(横)方向に並び替えます。

使用例:並び替え基準指定

他の機能との比較

SORTBY関数

同時期に追加されたSORTBY関数との違いは下の通りです。

比較点SORT関数SORTBY関数
並び替えの基準× 1列のみ〇 1~126列
列の指定× 数値〇 列範囲
並び替えの方向〇 行(縦)・列(横)切替可能× 行(縦)方向のみ

SORT関数が有利な点は並び替えの方向を切り替えられることだけですが、

横方向に並び替えることはかなりレアケースなので

ほぼ利点になっていないと思われます。

よってSORTBY関数を使用し方向を変えたい場合は

コピー&ペーストで行列を入れ替えるほうが現実的でしょう。

既存機能(並び替え)

従来、データのフィルタリングを行う場合は

データの並び替えが選択肢でしたが、

そこにSORT関数が追加されました。

データの並び替えはデータを更新した場合

毎回、範囲や並び替え基準を設定する必要があるため

日次などのルーチンワークには煩わしさがありましたが、

SORT関数によって解消が見込めます。(並び替え基準が一つの場合は)

逆に非定型作業ではこれまで通り、

データの並び替えを使う方が取り回しが良いでしょう。

項目並び替えSORT関数
ルーチンワーク× 毎回、手作業で設定が必要。〇 数式を作成すれば流用可能。
並び替えの基準〇 複数列が可能× 一つの列のみ可能
非定型業務〇 調査業務など様々な条件で並び替える場合に向く。× 数式を作り変える必要があるため、様々な条件で並び替えたい場合には劣る。

FILTER関数と組み合わせる

FILTER関数の結果を引数1に指定することで、

その結果を並び替えることが可能です。

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