Power Automate 「ファイルの削除(OneDrive For Business)」アクション
「ファイルの削除(OneDrive For Business)」は
OneDrive上の任意のファイルを削除するアクションです。
この記事では、その基本的な使い方と
ファイル名で存在確認をしてから削除する方法を紹介します。
利用方法
フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択します。
![「Office 365 Outlook」コネクタ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-123.png)
「アクション」より「ファイルの削除」を選択します。
![「アクション」より「ファイルの削除」を選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-44.png)
「ファイルの削除」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。
![「ファイルの削除」ステップが追加されるので対象のファイルを設定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-45.png)
ファイルは必須項目でOneDrive上の一意のIDを指定しますが、それには複数の方法があります。
アクション・トリガー | 種類 | 動的なコンテンツ |
---|---|---|
右のディレクトリアイコンのピッカーでファイルを選択 | - | - |
フォルダー内のファイルのリスト | アクション | ID |
パスによるファイル メタデータの取得 | アクション | ID |
パスを使用したファイルのコピー | アクション | ID |
パスを使用したファイルの移動または名前変更 | アクション | ID |
URL からのファイルのアップロード | アクション | ID |
ファイルが作成されたとき(プロパティのみ) | トリガー | ファイル識別子 |
ファイルが変更されたとき(プロパティのみ) | トリガー | ファイル識別子 |
ピッカーで指定した場合はファイルパスに見えますが、表示だけで中身はIDです。
指定ファイルを削除してから、同名ファイルを作成しても別として扱われてしまいます。
(ファイルが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)
ファイル名指定して削除する場合
このアクションは実質的にはID指定でファイルパスやファイル名での指定が出来ません。
その対処にはまずOneDrive For Businessの「フォルダー内のファイルのリスト」を追加します。
![OneDrive For Businessの「フォルダー内のファイルのリスト」を追加](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-46.png)
削除対象のファイルが存在するフォルダを指定します。
ここもフォルダパスに見えますが、これも表示だけで中身はIDです。
指定フォルダを削除してから、同名フォルダを作成しても別として扱われてしまいます。
(フォルダが存在しないエラーとなるので、フロー上で再指定が必要)
![削除対象のファイルが存在するフォルダを指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-47.png)
新しいステップとして「コントロール」コネクタを指定します。
![新しいステップとして「コントロール」コネクタを指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-225.png)
「Apply to each」アクションを指定します。
![「Apply to each」アクションを指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-226.png)
「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「value」を指定します。
![「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「value」を指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-48.png)
「アクションの追加」をクリックします。
![「アクションの追加」をクリック](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-49.png)
「コントロール」より「条件」を追加します。
![「コントロール」より「条件」を追加](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-232.png)
「条件」の左側に動的なコンテンツの「名前」、
中央は「次の値に等しい」、右側に削除したいファイル名を指定します。
右側のファイル名は添付ファイルなどの、
他のアクションの動的なコンテンツになる場合もあります。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-50.png)
「はいの場合」の中にOneDrive For Businessの「ファイルの削除」を追加し、
ファイルに動的なコンテンツの「ID」を指定します。
![「はいの場合」の中にOneDrive For Businessの「ファイルの削除」を追加し、ファイルに動的なコンテンツの「ID」を指定](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-51-1024x565.png)
この状態でフローを保存すると、同名ファイルが存在すれば削除する状態になります。
Power Automateを効率的に習得したい方へ
当サイトの情報を電子書籍用に読み易く整理したコンテンツを
買い切り950円またはKindle Unlimited (読み放題) で提供中です。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/12/image-68-188x300.jpg)
Word-A4サイズ:1500ページの情報量で
(実際のページ数はデバイスで変わります)
基本的な使い方から各トリガー/アクションの詳細な使い方、
頻出テクニック、実用例を紹介。(目次)
体系的に学びたい方は是非ご検討ください。
アップデートなどの更新事項があれば随時反映しています。(更新履歴)
なお購入後に最新版をダウンロードするには
Amazonへの問い合わせが必要です。