Power Automate 「パスによるファイル メタデータの取得(OneDrive For Business)」アクション
「ファイル メタデータの取得(OneDrive For Business)」は
OneDriveの任意のファイルの付加情報(ファイル名や更新者、IDなど)を取得するアクションです。
パスを指定してIDを取得可能なため、
IDが必要な他のアクションを利用するためにも有効なアクションです。
この記事では、その使い方を紹介します。
利用方法
フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択します。
![フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-126.png)
「アクション」より「パスによるファイル メタデータの取得」を選択します。
![「アクション」より「パスによるファイル メタデータの取得」を選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-58.png)
「パスによるファイル メタデータの取得」ステップが追加されるのでパラメーターを設定します。
ファイルパスは必須項目でファイルパスを指定します。
キー入力でも右のディレクトリアイコンのピッカーでファイルを選択でも指定可能です。
「ファイル メタデータの取得」と違い中身もファイルパスです。
指定ファイルを削除してから、同名ファイルを作成しても機能します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/07/image-59.png)
その後のステップで指定ファイルの内容を動的なコンテンツ「ファイル名」などを
メールの添付ファイルやファイル作成などに利用します。
動的なコンテンツ
後続のステップで使用する代表的な項目は以下の通りです。
項目 | 変数の種類 | 内容 |
---|---|---|
ID | 文字列 | ファイル識別子。 |
名前 | 文字列 | ファイル名。 拡張子は式で抽出します。 |
パス | 文字列 | ファイルのフルパス。 そのままでは使いづらいので文字列操作が必要な場合が多いです。 |
メディアの種類 | 文字列 | ファイルのMINEタイプ |
最終更新者 | 文字列 | 最終更新者のユーザ名 |
最終更新時刻 | 文字列(日時) | 最終更新日時 |
サイズ | 整数 | ファイルのバイト数 |
取得できるのは付加情報のみです。
ファイルの内容であるファイルコンテンツが必要な場合はIdを利用して
「ファイルコンテンツの取得」アクションで取得します。
「ファイル メタデータの取得」との使い分け
「ファイル メタデータの取得」と役割が似ていますが、下記の点が異なります。
相違点 | ファイル メタデータの取得 | パスによるファイル メタデータの取得 |
---|---|---|
取得元の指定方法 | ファイルのID | ファイルパス |
適切な場面 | 他のアクションで取得した動的なコンテンツで取得元を指定する場合 | 固定のファイルを取得元に指定する場合 |
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