Power Automate 「ルート フォルダー内のファイルのリスト(Google Drive)」アクション

2023年9月28日

Japanese version.

「フォルダー内のファイルのリスト(Google Drive)」はGoogle Driveの最上位フォルダに

保存されているファイル(フォルダーも含まれる)の一覧を取得するアクションです。

この記事では、その使い方を紹介します。

利用方法

フローにステップを追加する際に「Google Drive」コネクタを選択します。

「標準」の少し下の方にあります。

「Google Drive」コネクタを選択

「アクション」より「ルート フォルダー内のファイルのリスト」を選択します。

「アクション」より「ルート フォルダー内のファイルのリスト」を選択

「ルート フォルダー内のファイルのリスト」ステップが追加されます。

このアクションには指定するオプションが存在しません。

「ルート フォルダー内のファイルのリスト」ステップ

次に新しいステップに「コントロール」コネクタを指定します。

「コントロール」コネクタを指定

そして「Apply to each」アクションを指定します。

「Apply to each」アクションを指定

「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「本文」を指定します。

これにより「Apply to each」の中に指定したアクションが

フォルダ内に格納されているファイルとディレクトリの全ての分だけ繰り返されます。

(繰り返されるたびに異なるファイルを対象とする)

「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「本文」を指定

最上位より下の階層を取得

このアクションで取得できる情報は最上位のファイル・フォルダのみで

それ以下の階層のものは表示されません。

それ以下の階層に進む場合、更に「条件」と「フォルダー内のファイルのリスト」を利用します。

Apply to each」の中に「条件」を設置し、

左に動的なコンテンツの「IsFolder」、中央に「次の値に等しい」、右に「true」を指定します。

そして「はいの場合」に「フォルダー内のファイルのリスト」を設置し、

フォルダーIDに動的なコンテンツの「Id」を指定し、「Apply to each」を追加します。

新しい「Apply to each」のオプションには

フォルダー内のファイルのリスト」の方の「本文」を指定します。

これにより一つ下の階層のフォルダとファイルも繰り返すことが可能です。

下の階層に進むフロー

動的なコンテンツ

繰り返しの対象のファイルに対して代表的な動的コンテンツは以下の通りです。

作成したファイルやフォルダーの付加情報が取得可能です。

項目変数の種類内容
Id文字列ファイル・フォルダーの識別子。
Name文字列ファイル名・フォルダー名
Path文字列フルパス。
そのままでは使いづらいので文字列操作が必要な場合が多いです。
MediaType文字列ファイルのMINEタイプ
LastModifiedBy文字列最終更新者のユーザ名
LastModified文字列(日時)最終更新日時
Size整数ファイルのバイト数
Google Driveファイルのメタデータ一覧

取得できるのは付加情報のみです。

ファイルの内容であるファイルコンテンツが必要な場合はIdを利用して

IDによるファイルコンテンツの取得」アクションで取得します。

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