Power Automate 「ルート フォルダー内のファイルのリスト(OneDrive For Business)」アクション
「フォルダー内のファイルのリスト(OneDrive For Business)」はOneDriveの最上位フォルダに
保存されているファイル(フォルダーも含まれる)の一覧を取得するアクションです。
この記事では、その使い方を紹介します。
利用方法
フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択します。
![フローにステップを追加する際に「OneDrive For Business」コネクタを選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/06/image-126.png)
「アクション」より「ルート フォルダー内のファイルのリスト」を選択します。
![「アクション」より「ルート フォルダー内のファイルのリスト」を選択](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-97.png)
「ルート フォルダー内のファイルのリスト」ステップが追加されます。
このアクションには指定するオプションが存在しません。
![「ルート フォルダー内のファイルのリスト」ステップ](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-98.png)
「以前の手順から出力を選択」に動的なコンテンツの「body」を指定します。
これにより「Apply to each」の中に指定したアクションが
フォルダ内に格納されているファイルとディレクトリの全ての分だけ繰り返されます。
(繰り返されるたびに異なるファイルを対象とする)
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-99.png)
最上位より下の階層を取得
このアクションで取得できる情報は最上位のファイル・フォルダのみで
それ以下の階層のものは表示されません。
それ以下の階層に進む場合、更に「条件」と「フォルダー内のファイルのリスト」を利用します。
「Apply to each」の中に「条件」を設置し、
左に動的なコンテンツの「フォルダーですか?」、中央に「次の値に等しい」、右に「true」を指定します。
そして「はいの場合」に「フォルダー内のファイルのリスト」を設置し、
フォルダーIDに動的なコンテンツの「ID」を指定し、「Apply to each」を追加します。
新しい「Apply to each」のオプションには
「フォルダー内のファイルのリスト」の方の「value」を指定します。
(ややこしいですが、ルートフォルダーはbody、フォルダーはvalueです)
これにより一つ下の階層のフォルダとファイルも繰り返すことが可能です。
![一つ下の階層のフォルダとファイルも繰り返すフロー](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2020/08/image-100-1024x636.png)
動的なコンテンツ
繰り返しの対象のファイルに対して代表的な動的コンテンツは以下の通りです。
ファイルやフォルダーの付加情報が取得可能です。
項目 | 変数の種類 | 内容 |
---|---|---|
ID | 文字列 | ファイル識別子。 |
名前 | 文字列 | ファイル名。 拡張子は式で抽出します。 |
パス | 文字列 | ファイルのフルパス。 そのままでは使いづらいので文字列操作が必要な場合が多いです。 |
メディアの種類 | 文字列 | ファイルのMINEタイプ |
最終更新者 | 文字列 | 最終更新者のユーザ名 |
最終更新時刻 | 文字列(日時) | 最終更新日時 |
サイズ | 整数 | ファイルのバイト数 |
取得できるのは付加情報のみです。
ファイルの内容であるファイルコンテンツが必要な場合はIdを利用して
「ファイルコンテンツの取得」アクションで取得します。
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