Power Automate 「イベントの開始時(Google カレンダー)」トリガー
「イベントがカレンダーに追加されたとき(Google カレンダー)」トリガーは、
Googleカレンダーに登録されている予定の開始時刻に自動化したクラウド フローを起動するトリガーです。
開始時刻にしか起動しない上に(しかもタイムタグがあります)
Googleカレンダー自体に事前(30分前など)の通知機能が充実しているため、
メールでイベントを通知するなどの用途には向きません。
イベントの開始時刻近辺にファイルに追記するなどが用途になりますが利用頻度は低いでしょう。
この記事では、その使い方を紹介します。
利用方法
Power Automateにアクセスし「作成」より「自動化したクラウド フロー」を選択します。
「フロー名」に任意の名前を指定し、「イベントの開始時」を選択します。
両方を指定すると「作成」の色が変わるのでクリックします。
フローが表示されるので「イベントの開始時」の
詳細オプションをクリックしてフローを起動する条件を指定します。
なお、PowerAutomateでGoogleアカウントを利用したことがない場合は
フローの前にログイン設定を入力する画面が入ります。
利用できるオプションは以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
カレンダーID | 起動対象とするカレンダーを指定 |
後続のステップでアクションを指定すれば
イベントの開始時刻に特定の処理を行うようになります。
トリガーには長い時で5分ほどタイムラグがあります。
動的なコンテンツ
その後のステップで利用可能な動的なコンテンツは以下の通りです。
項目 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
イベントID | 文字列 | イベントの識別子です。 イベントの更新・削除アクションの利用に必要です。 |
タイトル | 文字列 | イベントのタイトルを取得します。 |
開始日時 | 文字列(日時) | イベントの開始日時を取得します。 協定世界時のため日本の時刻への調整が必要です。 |
終了日時 | 文字列(日時) | イベントの終了日時を取得します。 協定世界時のため日本の時刻への調整が必要です。 |
説明 | 文字列 | イベントの説明を取得します。 |
場所 | 文字列 | イベントの開催場所(自由記入)を取得します。 |
状態 | 文字列 | ・confirm…確認済み ・tentative…仮の予定 ・cancelled…キャンセル済み |
HTMLリンク | 文字列 | イベントにアクセスするためのURLです。 |
出席者 | 文字列 | 出席予定者のGmailアドレスをカンマ区切り取得します。 |
作成者 | 文字列 | 予定の作成者のGmailアドレスを取得します。 |
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