Power Automate Desktop 「Excel ワークシート内のセルを選択」アクション
「Excel ワークシート内のセルをアクティブ化」アクションは、Power Automate Desktop でExcelワークシート上の特定のセル範囲を選択(アクティブ化)するためのアクションです。
このアクションを使用すると、アクティブ化したいセル範囲を指定することができます。このアクションの利用場面はマクロやPower Automate Desktopで何らかの処理を実行する前にこのアクションを実行してアクティブ範囲なセルを決める場合などです。
なお、このアクションを使用するには、Power Automate Desktop で Excel がインストールされている必要があります。
利用方法
まず「Excelの起動」か「実行中のExcelを添付」に対象のファイルを指定し、
「アクション」の「Excel」、「詳細」より
「Excel ワークシート内のセルを選択」をドラッグします。

パラメータの設定画面が表示されるので値を指定します。

パラメータ
Excel インスタンス
対象のExcelファイルを「Excelの起動」か「実行中のExcelを添付」で
生成された変数を指定します。

選択
アクティブ化するセル範囲の位置を指定します。
指定方法は「絶対位置で指定したセル」、「相対位置で指定したセル」のどちらかを選択します。
絶対位置で指定したセル
先頭・最終の列・行を数値で指定します。

例えば次のように指定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
先頭列 | 2 |
先頭行 | 3 |
最終列 | 4 |
最終行 | 5 |
実行すると結果は次のようになります。

相対位置で指定したセル
現在、アクティブな位置からどれだけ移動させるかを指定します。
「X軸・Y軸方向」に上下左右を選択し、「X・Y オフセット」に移動するセル数を指定します。

B3セルがアクティブな状態で次のように指定します。
項目 | 設定値 |
---|---|
X 軸方向 | 右 |
X オフセット | 1 |
Y 軸方向 | 下 |
Y オフセット | 2 |
実行すると結果は次のようになります。

生成された変数
このアクションには存在しません。
エラー発生時
必須ではありませんが、必要があればエラー処理を行います。
セルの指定が正しくない場合や、
何らかの理由で選択に失敗するとエラーが発生します。

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