Power Automate Desktop「Outlook でメール メッセージを処理します」アクション
Outlookで受信しているメールに対して以下の何れかを行うアクションです。
- 未読
- 削除
- フォルダー移動
このアクションを利用するにはOutlookにメールアカウントの設定をしておく必要があります。
利用方法
「アクション」の「Outlook」より
「Outlook でメール メッセージを処理する」をドラッグしますが、
このアクションには設置順があり、次の通りに設置します。
- 「Outlook を起動します」
- 「Outlook からメール メッセージを取得します」
- 「For each」
- 「Outlook でメール メッセージを処理します」
- 「Outlook を閉じる」
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/08/image-35.png)
このアクションは「Outlook からメール メッセージを取得します」の結果である
Outlook メール メッセージのリスト(デフォルトの変数名はRetrievedEmails)を
「For each」の「反復処理を行う値」に指定して繰り返します。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/08/image-36.png)
そして 「For each」 の中に「Outlook でメール メッセージを処理します」を設置する形になります。
よって 「Outlook からメール メッセージを取得します」 の取得条件が処理するメールの条件になりますが、
Outlook メール メッセージのプロパティによっては、それだけでは判定が不可能な場合があるため、
その場合は「For each」の中に更に「IF」などを追加することになります。
パラメータ
Outlook インスタンス
Outlookを「 Outlook を起動します 」で生成された変数を指定します。
該当する変数が存在する場合、自動でプリセットされます。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/08/image-12.png)
アカウント
対象のOutlookアカウントをテキストで指定します。
設定にもよりますが、初期状態ではメールアドレスになることが多いです。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/08/image-14.png)
処理するメールメッセージ
対象のOutlook メール メッセージを指定します。
基本的には「For each」で生成された変数(デフォルトの変数名:CurrentItem)を利用することになります。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/08/image-37.png)
操作
対象に行う操作を指定します。
- メール メッセージを削除します。
- メール メッセージをメール フォルダーへ移動します
- 未読としてマークします
削除は環境によっては完全に削除するため(ごみ箱への移動なし)
利用の際は注意が必要です。
移動は追加で移動先のフォルダーを指定します。
例えば受信トレイの直下のフォルダーAから探す場合は
「受信トレイ\フォルダーA」と指定します。
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エラー発生時
必須ではありませんが、必要があればエラー処理を行います。
![](https://blog-tips.sekenkodqx.jp/wp-content/uploads/2021/08/image-39.png)
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