Power Automate Desktop メールマガジンを送信(Excelブックから1行ずつメール送信)

2023年2月20日

English version.

次のような送信先メールアドレスが1行ずつ記載されているブックを読み込んで

1行ずつメール送信する方法を紹介します。

例の項目以外にもCC、BCC、添付ファイルも指定可能です。

Robin言語(コピー&ペースト用)

Power Automate Desktopにコピー&ペーストして利用可能です。

Excel.LaunchExcel.LaunchAndOpenUnderExistingProcess Path: $'''C:\\Test\\Src.xlsx''' Visible: False ReadOnly: True Instance=> ExcelInstance
Excel.SetActiveWorksheet.ActivateWorksheetByName Instance: ExcelInstance Name: $'''Sheet1'''
Excel.GetFirstFreeColumnRow Instance: ExcelInstance FirstFreeColumn=> FirstFreeColumn FirstFreeRow=> FirstFreeRow
LOOP LoopIndex FROM 2 TO FirstFreeRow - 1 STEP 1
    Excel.ReadFromExcel.ReadCell Instance: ExcelInstance StartColumn: 1 StartRow: LoopIndex ReadAsText: False CellValue=> MailAddress
    Excel.ReadFromExcel.ReadCell Instance: ExcelInstance StartColumn: 2 StartRow: LoopIndex ReadAsText: False CellValue=> Name
    Excel.ReadFromExcel.ReadCell Instance: ExcelInstance StartColumn: 3 StartRow: LoopIndex ReadAsText: False CellValue=> Title
    Email.SendEmail.Send SMTPServer: `` Port: 25 EnableSSL: False AcceptUntrustedCertificates: False SendFrom: `` SendTo: `` Body: $'''''' IsBodyHtml: False
END

フロー作成

まず最初に「Excelの起動」を設置し、開くブックを指定します。

特に更新する用事がなければ読み取り専用で開きましょう。

次に「アクティブなExcelワークシートの設定」でメール送信先の記載されているシートを指定します。

次に「Excel ワークシートから最初の空の列や行を取得」を設置します。

順番通りに設置していれば設定するオプションはありません。

次にLoopを設置します。

Loopのオプションは次のように設定します。

項目設定値備考
開始値2ブックの先頭行がヘッダでなく
データであれば1を設定します。
終了%FirstFreeRow - 1%
増分1

次にLoopの中に「Excel ワークシートから読み取り」を取得する項目の数だけ設置します。

Excel ワークシートから読み取りのオプションは次のように設定します。

項目設定値備考
先頭列取得する列の番号A列を1とした連番
A列であれば1、B列であれば2…
先頭行%LoopIndex%
生成された変数項目名

次にLoopの中にメールを送信するアクションを設置します。

Outlookに登録しているメールアドレスで送信する場合は「Outlook からのメール メッセージの送信」、

それ以外は「メールの送信」を利用します。

もしGmailで送信する場合は事前にGoogle側の設定も必要です。

本文パラメーターを設定するとセルの内容を組み込むことが可能です。

(この例では送信先の氏名のみ)

本文に使うセルにセル内改行がある場合、メール本文にも改行として反映されます。

(HTMLメールの場合、<br>タグである必要があります)

最後に「Excelを閉じる」を設置してExcelブックを閉じて終了です。

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